ドイツ最南端の2州、バイエルン州とバーデン=ヴュルテンベルク州の森に生息するといわれるUMA、ヴォルパーティンガー (Wolpertinger)。
UMAに詳しい方ならこの姿を見て、きっとジャッカロープ (Jackalope) やスクヴェイダー (Skvader) を連想したはずです。
いずれもウサギを基調にしたハイブリッド系UMAです。
ジャッカロープはアメリカ、ワイオミング州に伝わる鹿の角の生えたウサギであり、スクヴェイダーはスウェーデンに伝わる雷鳥の羽を持つウサギです。
どちらも剥製師により作製された「実物」が存在するという点でも共通します。
(スクヴェイダー)
ヴォルパーティンガーはこの二者を組み合わせ、更に複雑化された特徴を持ちます。
これといった決まった形を持たないものの一般的にはウサギを基調に、鹿の角、キジの羽を持ち、ここに、口からは犬歯が除きます。
稀にウサギは頭部のみで体はリス、羽だけでなく足もキジというものも存在します。
基本的にはヴォルパーティンガーの姿はドイツ中部のテューリンゲンの森 (Thüringer Wald) で目撃されるラッセルボック (Rasselbock) とほぼ同一です。
ヴォルパーティンガーはメスのノウサギとオスのノロジカ (Capreolus capreolus) の間に生まれたハイブリッド個体というありそうにもないロマンチックなバックグラウンドを持ちます。
(ジャッカロープ)
さてこの幻獣、捕まえる方法があります。
日本からはちょっと離れてはおりますが、方法はそれほど難しくはありません。
チャンスは満月の夜、あなたの自慢の彼女である「魅力的な独身女性」を従えて一緒にバイエルンやバーデン=ヴュルテンベルクの森に行ってください。
あなたがもし自他ともに認める「魅力的な女性」であるならばひとりでも構いません。
ところで「魅力的」とは?
確かに心配になります。
ルックス?知性?それとも富?
おそらくはルックスを語っているようですが、それほど深く考える必要はありません。
魅力があるかないか、それはヴォルパーティンガーにお任せください。
あなたの連れて行った女性 (もしくはあなた自身) に魅力があればヴォルパーティンガーは姿を現します。
出会えなかったとしたらそれは、、、残念です。
(参照サイト)
I AM EXPAT
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