2019年9月25日水曜日

ウェーンズバロの謎の足跡

(image by The Frederick News-post)

■ウェーンズバロの謎の足跡

2002年2月14日、人口1万人にも満たないアメリカ、ペンシルバニア州にある小さな町、ウェーンズバロ (Waynesboro) は、およそバレンタインデーには似つかわしくない話題で色めきたちました。

この町にあるウェーンズバロ貯水池の水位をチェックしに行った兄弟、スティーブ・ゲイツ (Steve Gates) とデニス・ゲイツ (Dennis Gates) が貯水池近くで奇妙で奇怪な足跡を発見したからです。

足跡は360メートルという広範囲に渡り、その数は300~400という膨大な数でした。

その足跡は奇妙な形をしているだけではなく、とても大きなもので、ひとつの足跡の大きさが長さ13インチ (約33センチ)、、幅6インチ (約15センチ) もありました。

かかとは細く丸みを帯びていることから、人間のそれと似通っていますが、足の指は非常に特徴的で、親指とその他の指が離れており、先端はかつかぎ爪を思わせる鋭くとがった形状をしています。

おそらく足跡は後肢であり、前肢を思わせる足跡が発見されていないことから、二足歩行する未知の生物のものではないかと推測され、その足跡の持ち主にはウェーンズバロ・エイプ (ウェーンズバロの類人猿, Waynesboro Ape) なるニックネームが付けられました。

新しい獣人系UMAの誕生です。

未確認動物学者であるローレン・コールマン (Loren Coleman) はこの足跡の写真を見て、当初、このように語っています。

「親指の形状から人間のものではなく、またビッグフットのものでもありません。ビッグフットのものよりずいぶん小さいですから、他のネイプ (napes) 、例えばスカンク・エイプ (skunk ape) などが当てはまるかもしれません」

ネイプとはコールマンの造語で、北米で目撃されるビッグフット等、獣人の総称です。

コールマンがその足跡の持ち主を未知の類人猿と考えたのは理由があり、親指と他の指が離れている=後肢でものをつかむ能力がある生物、たとえばチンパンジー等の類人猿に近縁の動物、とのことからだそうです。

しかし、この初期の検証は覆ります。

コールマンのこの検証はこの足跡についてもっとも初期に報道したレコード・ヘラルド (Record Herald) 社の写真に基づいたものでしたが、その後、他のマスコミが発表したたくさんの写真を最検証した結果、前言を撤回しある結論を下すことになります。

「ブランドは特定できませんでしたが、この足跡には明らかに (スニーカーの) ブランドのロゴマークが確認できるものがあります。ハロウィンの衣装などを使ったイタズラではないか、そう考えられます」

ゲイツ兄弟のイタズラが白日の下に晒され、新たなUMAの登場は夢と消えました。

人騒がせなイタズラと非難ごうごうだったかというとそうでもなかったようです。

人口1万人にも満たない静かな田舎町、ウェーンズバロですが、このときばかりは謎の足跡を一目見ようというマスコミや観光客がどっと押し寄せました。

束の間、レストランや宿泊施設は賑わいをみせ、商業施設は少しばかり潤ったといいます。

(参照サイト)
The Frederick News-post

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