■ケニアにディメトロドンがいる ~ リフト・バレー・モンスター
東アフリカのケニア共和国の西部に州都をナクルとするリフトバレー州があります。
この地ではディメトロドン (Dimetrodon) やエダフォサウルス (Edaphosaurus) に似た背中に大きな「帆」をもつ生物の目撃情報があります。
その恐竜に似た謎の生物をリフトバレー・モンスター (Rift Valley Monster) と呼びます。
ディメトロドンやエダフォサウルスは見た目も名前もまさに恐竜!といった名前ですが、かつて「哺乳類型爬虫類」と呼ばれていた「単弓類」に属する生物で恐竜ではありません。
それどころか本家の恐竜が登場し始めたころ、入れ替わるように単弓類のそのほとんどの種類は絶滅してしまいました。
ちなみにディメトロドンやエダフォサウルスはお互いに姿こそ似ているもののそれぞれ肉食性と草食性という大きな食性の違いがあり、喰う喰われるの関係でした。
後に単弓類は哺乳類へと進化していきます。
さてこのリフトバレー・モンスターですが、とにかくその大きな背中の帆がトレードマークのため単弓類の生存説が人気ですが、どうしてもその正体を恐竜にしたい場合はスピノサウルス (Spinosaurus) をお勧めします。
アフリカのUMAの正体は恐竜が似合いますからね。
実際のところディメトロドンやエダフォサウルスはアフリカ大陸で化石は発見されておりませんし、スピノサウルスであれば北アフリカに生息していたため好都合、ケニアからは少々地理的に距離はあるものの陸続きですしまあ許容範囲でしょう。
スピノサウルスの場合、体長が14~15メートルほどとバカでかいのが最大の欠点となりますが、魚食性であり半水棲と現在は考えられていることからより目立ちにくい、とこじつけることも可能です。
その場合、同じくアフリカのUMAであるングマモネネ (Nguma-monene) やムビエル・ムビエル・ムビエル (Mbielu Mbielu Mbielu) と同系のUMAと考えられます。
現実的なところでは未発見のオオトカゲ、しかも背中に何かしらの突起がついたものに限りますね。
残念ですが、最近の目撃情報はほぼ皆無のようです。
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿