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2025年5月23日金曜日

釣り人を襲った謎の水棲生物 ~ デラウェア川のティクタアリク


■釣り人を襲った謎の水棲生物 ~ デラウェア川のティクタアリク

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2015年12月、デラウェア川で釣りをしていた匿名の男性が、釣りの最中、奇妙な水棲生物に襲われた。

それから数年後、男性はたまたま入った博物館でティクタアリクの復元モデルを目にし、自分を襲ったものはまさにこいつだったと声を上げたという。

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今回はデラウェア川のティクタアリク

ソースが一つしか存在せず、海外のUMA本なのか、はたまたネットでの創作なのか、出所は現時点で全く不明。

(5メートルの巨大両生類、絶滅種クーラスクス・クレエランディ)
(original image credit by Tim Bertelink)

ではまあ見ていきましょう。

まずデラウェア川 (Delaware river) が本当に実在する川なのか?

アメリカにはデラウェア州があるのでもちろんあるでしょう?

で、、、やはり実在します。

ニューヨークからニュージャージー、ペンシルバニア、メリーランドを介しデラウェアに入りデラウェア湾に流れ込みます。

全長454キロメートル。

(ティクタアリク)
(image credit: Wikicommons)

ここまではOK、問題はもちろんティクタアリク/ティクターリク (Tiktaalik) のほう。

3億7500万年前に絶滅した肉鰭類 (にくきるい) で、ま、現生だとシーラカンスとかハイギョなんかの仲間ですね。

体長は最大2.7メートルと巨大。

シーラカンスが発見されたぐらいだからイケるか?(笑)

さすがにそれは厳しいでしょう。

(ヘルベンダー)
(image credit: Wikicommons)

この話が全くの創作でないとしたら、候補としてやはりヘルベンダー (アメリカオオサンショウウオ / Cryptobranchus alleganiensis) を挙げるしかありません。

ヘルベンダーは北米最大の両生類であり、いわゆるオオサンショウウオです。

日本や中国のオオサンショウウオには及ばないものの、最大29インチ (約74センチ) の記録があります。

デラウェア川であれば生息域的にも問題なく、モンスター級のヘルベンダーとの遭遇事件として片付けられます。

但し、正体がモンスター級のヘルベンダーだとしても、人間に襲い掛かってくるとは少々考えにくくはありますが、、、

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