2020年4月13日月曜日

イースト・リバーのシー・モンスター

(image credit by Gawker.com)

■イースト・リバーのシー・モンスター

ニューヨークのマンハッタンとブルックリンを分断するイースト・リバー (East River)。

この2点の仲を取り持つのがイースト・リバーにかかる全長1.8キロ以上に及ぶブルックリン橋 (Brooklyn Bridge) です。

この橋の河岸には時折謎の生物の死骸が打ち上げられることがあり、そのひとつが2011年5月21日に発見されたイースト・リバーのシー・モンスター。

冒頭の写真の左側が発見当初のもの、右側が5日経ってさらに腐敗が進行した状態のものです。

ブルックリン橋のマンハッタン側に流れ着いたもので既にかなり腐敗が進んでおり一見してなんの生物か判断するのは難しい状態でした。

体長7フィート (約2.1メートル)、ピットブル (アメリカン・ピット・ブル・テリア) に似た頭部、ヘビのような体は魚類のようなウロコに覆われていました。

「ヘビのよう」といっても体は幅広で2.1メートルという体長は淡水に生息する生物としては格段に大きいです。

四肢は確認できませんが、まるでウシのようながっちりした体に見えます。

その正体としてウマ、ワニ (アリゲーター)、首長竜等が挙がりました。

意図的かどうか分かりませんが、右側の写真だけを掲載しているサイトもあり、腐敗がうまく進行して胴体から頭部が取れかけていることで余計に謎めいて見えます。

しかしこの生物、腐敗が進行しようと両方の写真で特徴的な「ウロコ」の模様が確認できます。

この特徴的なウロコの持ち主は?

和名の由来ともなった背中や体の側面に並ぶ蝶の形をした硬鱗 (こうりん) をもつ生物、そうチョウザメです。

生物学者のキム・ダーラム (Kim Durham) 氏はいいます。



タイセイヨウチョウザメ (Acipenser oxyrinchus oxyrinchus) とすぐに分かりました。

かれらは体全体が硬鱗で覆われているので見間違えることはありません。」

しかしリバーヘッド財団の責任者であるユリカ・ヴォーチアル (Julika Wocial) 氏はこの意見に同意しながらも完全には納得していない感じです。

「ウロコ?確かに体はチョウザメに見えますけど、頭骨はちょっと奇妙な感じ、、、でもそう (チョウザメ) なんでしょうけど。

チョウザメっぽくは見えないですけどね」

タイヘイヨウチョウザメは最大では15フィート、360キロに成長する場合もある巨大魚で、見つかった謎の死骸の2.1メートルは成体の平均サイズです。

マンハッタンを挟みイーストリバーの反対側を流れるハドソン川ではタイセイヨウチョウザメが生息しており、チョウザメで間違いないでしょう。

(参照サイト)
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