1953年、アメリカ、オレゴン州のメドフォード (Medford) での森の中で目撃されたUMA、メドフォード・シュムー (Medford Shmoo)。
シュムーとはアメリカの漫画家アル・キャップ (Al Capp) 氏の作品、ザ・シュムー (The Shmoo) に登場するキャラクターのことです。
もちろん架空の生物で、その姿は太い足をつけたボウリングのピンといった感じです。
メドフォードの森に訪れていた家族3人は、このシュムーを思わせる生物との遭遇をこう語っています。
「かれらはとても滑らかな白い毛皮をまとっており、いくぶんピーナッツのような形状をしていました。
体長は4フィート (約1.2メートル) ほど、腕や脚、翼やクチバシといったものは特に見当たりませんでした。
はじめは横方向に、それから雑木林の方へ滑るように消えていきました。
3匹いましたが一番後方の個体は前方の2匹より若干小さいようでした」
目撃した家族はシュムーに似ているとは言っていませんが、白くピーナッツのような形状をしていることからアメリカでは誰でも知っているシュムーに例えられています。
家族3人で一定時間目撃しており、気のせいなどではなく、何かしら目撃したことは確かでしょう。
(ニュージーランドのキーウィ)
その特徴だけを聞くととても既知動物の誤認とは考えにくいため、地球外生命体 (extraterrestrial) として扱われることも多い生物です。
地球外生命体として扱えば何でもありになってしまうので、やはり制約をつけて地球上の生物として考えてみたいと思います。
とはいえ、目撃証言そのままでは不可であり、目撃者は「遠目からの目撃により細かな特徴を見落とした」と考えることにします。
そう考えるとやはりなんらかの鳥を誤認したと考えるのが無難ではないでしょうか。
3匹の群れもしくは親子。
キーウィ (Apteryx australis) のようにクチバシの細い種であったり、ダイサギ (Ardea alba) のように足の細い種であったりすれば、遠目からのシルエットはクチバシや脚が周囲に溶け込みシュムーのようなシルエットに見えるかもしれません。
理想としては白いキーウィ、しかもビッグサイズです。
白いキーウィは極稀に生まれることがありますが、なにせここはアメリカのオレゴン州、キーウィ自体生息していません。
(image credit by Newshub)
なにを見たかは分かりませんが、カリフォルニア州で目撃されたフレズノ・ナイトクローラーと似ているともいえます。
(フレズノ・ナイトクローラー)
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