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2022年12月4日日曜日

たった2日間のみ目撃が相次いだヒューマノイド ~ ドーバーデーモン


■たった2日間のみ目撃が相次いだヒューマノイド ~ ドーバーデーモン

「わたくしビル・バートレットはこの生物に遭遇したことを聖書に誓います」

今回はUMAファンならだれでも知っているクラシックなUMA、ドーバーデーモン (Dover Demon) です。

ドーバーデーモンは北米、マサチューセッツ州のドーバーで目撃された小型のヒューマノイドタイプのUMAで、1977年4月21日・22日の僅か2日間だけ人類の前に現れました。

ちなみにドーバーは人口5000人をやっとこ超える程度の小さな町ですが、マサチューセッツ州でもっとも平均収入の高い町のひとつとして知られています。

(ドーバーデーモン)
(image credit by William Bartlett )

さて、記念すべき目撃者第一号は冒頭のウィリアム・ビル・バートレット (William "Bill" Bartlett) さん、17歳です。

1977年4月21日、午後10時半過ぎ、バートレットさんは友人二人を乗せ三人でドライブしていました。

ファーム・ストリート・ウォール (Farm Street Wall) と呼ばれる石造りの建物を通り過ぎる瞬間、崩れた石壁の上を四つ足で這って歩く奇妙な生き物がバートレットさんの目に飛び込んできました。

「犬や猫ではありませんでした。

尾はなく、頭部は卵型、体は人間の赤ちゃんに似ており、長い手足をしていました。

頭部はとても大きく体と同じぐらい (つまり2頭身)、体はメロンのような形です。

体色は、、、漫画に出てくるキャラクターみたい (に派手) でした」

バートレットさんのコメントをさらに補足すると、体毛はなくザラザラとした質感で黄褐色、その小さな体に見合わない細長い手足の先からは植物のつる (巻きひげ) を思わせる細長い指が伸びており地面の瓦礫を掴んでいたといいます。

やや大きめの目はオレンジ色に煌々と光っておりとても目立ちましたが鼻や口、耳といった器官は見当たらなかったそうで、ドーバーデーモンが代表的な宇宙人、エイリアン・グレイ (Alien Grey/Gray) に似ていたといわれるのもそういった特徴からでしょう。

(エイリアン・グレイ)
(image credit by Wikicommons/MjolnirPants)

体長は大きく見積もってもせいぜい4フィート (約1.2メートル) ほど、華奢な体つきでほぼ2頭身といった極端なプロポーションをしています。

そしてお次の目撃者はジョン・バクスター (John Baxter) さん、15歳。

バートレットさんが「ドーバーデーモン」を目撃してわずか2時間後、目撃地点はバートレットさんと直線距離でたったの1マイル (約1.6キロ) しか離れていません。

バクスターさんが真っ暗な夜道を歩いていると正面から「子供」が歩いてきました、、、こんな時間に?、、、遠目ではっきりと確認できなかったもののその子供は何かがおかしい。

身体的に障害をもつ子供では?バクスターさんは直感的にそう思ったといいます。

しかしそう思う間もなく「かれ」はバクスターさんと目が合うと逃げるように道を逸れ森に入っていきました。

時間も時間だし少々気味悪いと思いながらも興味を惹かれたバクスターさんは「子供」のあと追って森に入り追跡することにしました。

彼がその生物を追跡したのはその「子供」の大きさから判断して危害を加えられる恐れはないと感じたからでした。

しかし、バクスターさんはその考えを即座に撤回することになります。

一度は見失ったものの、すぐに見つかりました、その「子供」は木に寄りかかるように二本足で立っていたのです。

「ヤツは見た目ほど安全ではないかもしれない、そう思ったんです。

なぜかというと、自分の方をジッと見つめているような、そんな感覚。

何かを企んでいるようでもあったし、何も考えずただ春を待っているようでもあったし、いやその両方かもしれません、とにかく奇妙な感覚に襲われたんです。

我にかえって急いで土手を駆け上がりましたが、その時の心臓はバクバクでした」

バクスターさんはその「子供」は決して人間ではないことに気付きました。

そしてその姿はバートレットさんの証言とほぼ同じでした。

バートレットさんの目撃スケッチからドーバーデーモンはあまり機敏そうには見えませんが、目撃時間と目撃地点から、バートレットさんに目撃されてから時速0.8キロで移動してもバクスターさんの前に現れることは可能なので同一の可能性もあります。

バートレットさん、バクスターさんの遭遇の翌日に目撃したのが18歳のウィル・テインター (Will Taintor) さんと15歳のアビー・ブラバム (Abby Brabham) さんのふたりです。

ブラバムさんはその生物を「毛のない霊長類」と形容しました。

さーてこれらがドーバーデーモン目撃のほぼすべてです。

警察はドーバーデーモンについて見解を求められ、まあ当然といえば当然ですが、少年たちの証言は完全な嘘っぱちと一蹴しています。(笑)

しかしバートレットさんの証言は「神に誓って」いることもあり、また、同乗者2人を乗せていたにも関わらず口裏を合わせようといった共謀はせず、友人二人はドーバーデーモンに気付かなかったと証言していることからも、バートレットさんはなにかしらを目撃した可能性は高い (でっちあげではない) ような気がします。

では冒頭のバートレットさんの目撃スケッチを見てみましょう。

目撃者の描いたイラストが上手かろうが下手だろうが見るのが好きなのですが、彼はかなり絵心のあるように思えます。

バートレットさんが書いたのですから、彼の証言通りであるのは確かなのですが「鼻や口がなかった」というのは、もしかするとヒューマノイド = 人間型という先入観から来る錯覚であった可能性も考えられます。

つまり人間を含む類人猿と他の哺乳類では目・鼻・口の間隔が随分と異なるものも存在します。

ドーバーデーモンの正体としてバートレットさんが見たのはなんらかの偶蹄目の赤ちゃんだったのでは?といわれています。

(ヘラジカの赤ちゃん)
(image credit by Wikicommons)

偶蹄目はヤギやシカといった日本でも馴染み深いものからカバやキリンといった動物も含まれます。

ここではその中でも特に有力視されているヘラジカ (Alces alces) を例にとりますが、人間とヘラジカで頭部を見比べると随分と目・鼻・口の間隔・比率が異なります。

ですがヘラジカの頭部をやや上方から見れば吻部が大きく面長のシルエット、ちょうど人間の頭部と近いものになります。

しかし目の位置こそ人間と大差はないといえど、上方から見たヘラジカの頭部では鼻の位置は最下部となり、しかも鼻筋はなく、口に至っては裏側、上方からでは確認できません。

またヘラジカは大きな耳を持ちますがヒューマノイドと思い込んだ場合、先入観で耳は人間と同じ頭部の真横にあると考えると思いますが、実際、ヘラジカの耳は頭頂部の左右にあるため耳がないと錯覚するかもしれません。

もしかすると車の音・ヘッドライトの光に怯え耳を後方に倒したために見えなかったとも考えられます。

つまり目撃スケッチのドーバーデーモン同様、頭部には目しか確認できなかった可能性が考えられます。

また、生まれたての偶蹄目の赤ちゃんは手足は細長く体も貧弱、首は成体とは比べ物にならない程短く、ドーバーデーモンの目撃イラストとシルエットはかなり近いといえます。

目が光っていた、体表が黄褐色だったというものについては?

夜間での目撃であり、他の野生動物同様ヘッドライトに照らされ目が光っているように見えた可能性もあり、また体色についても夜間にライトに照らされた場合、本来の色と異なって見える可能性もあります。

しかし、もしかするとこの考えは「ドーバーデーモン = ヘラジカの赤ちゃん」に結びつけよう (こじつけよう) とする空論にすぎないかもしれません。

実際、四肢の指が「巻きひげ」のようだった、という証言は偶蹄目の赤ちゃんではどうにも説明がつきませんから。

あくまで偶蹄目の赤ちゃんの誤認であれば、という個人的な感想に過ぎません。

「神に誓って」証言したバートレットさんのイラストをそのまま信じてみるのも悪くはありません。

(参照サイト)

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