2020年8月3日月曜日

薄っぺらの巨人 ~ スレンダーガンビー


■薄っぺらの巨人 ~ スレンダーガンビー

ガンビー (Gumby) というアメリカのアニメキャラはご存知でしょうか?

おそらく名前は知らなくても一度は目にしたことがあるのではないかと思います。

緑色のグミのようなキャラで、実際は粘土製ヒューマノイドです。

もちろん架空のキャラクターで実在するわけもありませんが、このガンビーを彷彿とさせるUMA、スレンダーガンビー (Slendergumby) がいます。

メドフォード・シュムーと同系列のUMAといえます。

スレンダーガンビーが目撃されたのは2017年8月14~16日の3日間、フロリダのボカラトン (Boca Raton) です。

「わたしの実家の裏手にある農場での出来事です。

日没まであと20分ぐらいだったと思います、夕食を食べながらぼんやりと農場の方を眺めていました。

すると1000フィート (約300メートル) 先の木々の間から、ガンビーのグレー・バージョンと言うべき本当に背の高いやつが、木々の間から出てくると大股で歩き、そしてまた木々の間に消えていきました。

人間ということはありえません、人間にしてはあまりに背が高すぎたからです。

そいつは平坦なんですが、脚はまるで木製の板が曲がっているような感じなんです。

板の一端に重りを乗せるとその部分はしなりますが、重りをどければしなりは元に戻りますよね?そんな感じです。

全体的には硬そうで、脚を除けば柔軟性は感じられませんでした。

翌日も同じ時間に同じ場所でまったく同じことが起こりました。

前日との違いはその場に両親もいたことぐらいです。

やつは2本の脚で歩いていましたが人間のそれとは異なり弓なりに脚が曲げて歩行するんです。

両親にやつらに気付いたか尋ねたんですが、気付かなかったようです。

そしてその翌日、つまりはじめてスレンダーガンビーを目撃して3日目、またも同じことが起こりました。

3日間ともやつは同じ時刻に現れ、一貫して同じ動きを繰り返したんです。

その後、実家に長いこと帰っていないこともあり、それ以降スレンダーガンビーは目撃していません。

またスレンダーガンビーとあまりに距離が離れていたため写真も撮っていません」

さてこの生物はいったい?

単純にスレンダーガンビーと誤認するような野生動物が思いつかないということもあり、これが野生動物の誤認かどうかは難しい判断です。

(フラットウッズ・モンスター)
(original image credit by Tim Bertelink)

ただし、現生動物で絶対に説明不可そうなフラットウッズ・モンスターですら説明できることを考えるとスレンダーガンビーでも頑張ればできるかもしれません。

現れてから一定の行動をしまた森の中へ消えるという動きから、生物である可能性は高そうな気はします。

しかし目撃者からの距離がかなりあった (300メートル) ということが気になるところで、生物を観察するにはあまりに遠すぎるような気がします。

また、その場に居合わせた両親が気付かなかったこともスレンダーガンビーが生物であるということに関しネガティブな材料です。

なんらかの「オブジェクト」が風になびいて生物のように動いていた、「出てきて消えた」という行動も、実際はオブジェクト自体は移動していないものの、目撃者から距離があることから光の加減ではっきり見えたときに登場したように見え、見えなくなったときに森の中へ消え去ったように錯覚した可能性も考えられます。

(参照サイト)
National Cryptid Society

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