2020年9月12日土曜日

影の世界の訪問者 ~ シャドーピープル


■影の世界の訪問者 ~ シャドーピープル

先日、シャドーピープルネタ (ファルマス・シャドー) を取り上げたので、基本形であるシャドーピープル (Shadow people) も紹介しておきます。

シャドーピープルとはその名の通り「影 (のような) 人間」を意味します。

といっても「UMA (未確認生物)」のようにはっきりと「生物」を指し示す単語ではなく、どちらかといえば「現象」を指す言葉です。

海外ではシャドーピープルの他にシャドー・パーソン (Shadow person) やシャドー・ビーイング (Shadow being「影の存在 (生物)」) と呼ばれます。

ほとんどの場合、実体をもたない「影」だけ、つまり二次元的 (平面的) な存在であることから、パラノーマル要素が極めて強い現象です。

稀に3次元的といえるスモーク状のシャドーピープルも存在します。

突飛な存在ではありますがUMAファンであればきっと興味を引く存在でしょう。

(シャドーピープル)
(image credit by Skeptoid)

シャドーピープルは21世紀以降にゴーストから分化された言葉で、それ以前は心霊現象のひとつとして考えられていたものです。

シャドーピープルははっきり定義づけされた言葉ではないため、ゴーストとシャドーピープルの境界は曖昧です。

敢えていえば、ゴーストが明らかに人間の形をし、衣服を身にまとい、顔の表情も読み取れることが多いのに対し、シャドー・ピープルは輪郭以外に人間を彷彿とさせることが少なく、いわゆるより無機質的、そして多くは二次元的といった違いがあります。

つまりは壁や道路などに投影されたような状態です。

ゴースト同様、シャドーピープルの目撃はその殆どが夜に集中します。

すべてではありませんがシャドーピープルの目撃情報の特徴として「視界の隅に見える」というものがあります。

その存在に気づきシャドーピープルの方へ視線を移すとそこにはもうシャドーピープルの姿はありません、もしくは視線を移すと同時に煙のように消えるといわれています。

こういった特性からもやはりシャドーピープルは実体をもたない一種の現象と捉えるほうが適切に思えます。

そしてその多くは「幻覚」や「錯覚」で説明可能です。

ふと人の気配を感じてそちらに目をやると誰もない、そういったことは誰しも経験したことがあると思います。

シャドーピープルはそれの強化版という考えです。

(シャドーピープル)
(image credit by Midnight in the Desert)

これについてはひとつの説があります。

特に精神疾患を患っていたり薬物中毒の人はシャドーピープルを目撃する傾向が高いともいわれています。

例えばメタンフェタミン・クライシス (The Methamphetamine Crisis) によれば、メタンフェタミン中毒の人々は睡眠不足が重なるとシャドーピープルを見るようになるという研究結果もあるようです。

ちなみにメタンフェタミンは覚醒剤の成分の一種です。

シャドーピープルの目撃が複数人ではなくそのほとんどが単独での目撃であることも「幻覚」や「錯覚」説をより高めます。

といってもこれらがシャドーピープルのすべてではありません。

「幻覚」「錯覚」では説明不可の写真や動画も存在するからです。

すべてが精神的なものであれば、写真や動画に撮られることは決してありえません。

こういった精神的・物理的のどちらともいえない中間的な特性をもつ点もシャドーピープルの魅力といえます。

結論をいえばシャドーピープルがなになのかをはっきり説明することはできません (それゆえUMAでありゴーストであり続ける理由です)。

上述の通り、その多くは「幻覚」「錯覚」で説明できるものの、しかしそれがすべてではありません。

パラノーマルな説明として、異次元の世界の住人が何らかの理由 によりわれわれの住む3次元を通り過ぎたときのいわゆる「影」であるといったものがあります。

旧サイトでも少し触れましたが物理学の仮説理論のひとつ、超ひも理論 (超弦理論) では10次元・11次元の世界が理論上語られます。

そういった (理論上の) 多次元に人々が住んでおりその影が、、、というのは、話としては面白いのですが、そこはナノどころではない微小な世界であり人が住めるような場所ではなくちょっと無理があります。

仮に異次元の世界に住人が存在したとして、そもそもその4次元以上の住人の影を3次元のわれわれが「知覚」することができるのかといった問題もあります。

またこれと似たものとしてSFの人気ジャンルであり定番のひとつであるパラレル・ワールド (平行世界)、この世界の住人の影が投影されたものといった説もありますが、こちらも存在するにしてもわれわれが「知覚」することができるのか疑問です。

他に幽体離脱した人の影が正体であるといったものがあります。

幽体離脱自体、個人的にはあまりポジティブに受け止めてはいない現象ですが、異次元やパラレルワールドの住人説より身近にそして「現実的」に感じてしまいます。

シャドーピープルはUMAとはちょっと趣は異なりますが、絵的に面白いので今後も取り上げていきたいと思います。

(関連記事)







0 件のコメント:

コメントを投稿