2019年12月25日水曜日

謎の巨大ハイブリッド昆虫 ~ ギガティタン


■謎多き巨大ハイブリッド昆虫 ~ ギガティタン

今回は謎の巨大昆虫ギガティタン (Gigatitan) です。

たてぃとぅてとさんから情報をいただいたものです、ありがとうございます。

ギガティタンは、ティタノプテラ目 (Titanoptera) のギガティタン科 (Gigatitanidae) ギガティタン属 (Gigatitan) に属していた昆虫ですが、ティタノプテラ目自体が無くなってしまったので、現在どの目に属すのかすら分かりません。

模式種はギガティタン・ブルガリス (Gigatitan vulgaris)。

さてギガティタンという属名ですが「巨大さ」を表す「giga (giant 「巨大な」)」と「titan (巨人)」で構成されており、その意味はもちろん「巨大な巨人」。

このくどいほど「巨大」を強調することからも容易に想像できるとおり、「巨大」な昆虫です。

体長は8インチ (約20センチ)、羽を広げた大きさが13~14インチ (約33~36センチ) もありました。

中には翼開長16インチ (約40センチ) という記載も見られますが、少なくとも翼開長30センチ以上あったことは確実でしょう。

前述の通り、現在のどの分類に属すかは分かりませんが、現在は無効のティタノプテラ目 (オオバッタ目) に入れられていたので、バッタに近縁だったと思われます。

前翅に発音器官を備えており、鳴くこともできました。

ただ近縁といっても前肢がカマキリのように「鎌状」になっており、またバッタのトレードマークである強靭な後肢がギガティタンは体に対してとても貧弱であり、その巨体で跳躍することは叶わなかったものと考えられています。

現世のバッタとカマキリのハイブリッド的容姿であったことは確実ですが、復元されたギガティタンの姿は、バッタの前肢がカマキリの前肢に置き換わっただけのものから、バッタというより寸胴なカマキリといったものまでわりと幅があります。

バッタとカマキリ、どちらの姿に近かったかは現時点ではまだ分かりませんが、最近の復元ではバッタよりのものが多い感じです。

巨体かつ鎌状の前肢から、獰猛なプレデター (捕食者) であったことが示唆され、現在のカマキリのニッチを占有していたと考えられています。

マダガスカルで発見された前肢がぶっといの新種のキリギリス、オンコドプス・ブロングニアルト (Oncodopus brongniart) なんかがそうですが、バッタ目であれ前肢を有効活用するためにカマキリのように中肢、後肢で立ち上がって前肢をフリーにしています。

ギガティタンもその巨大な鎌を存分に活用するためにカマキリのように胸部を持ち上げられたかもしれません。

(参照サイト)
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2 件のコメント:

  1. 依頼した種ですね、ありがとうございます!

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  2. なじみない生物なので苦戦してしまいましたw

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