(image credit by nzhelard)
■体長わずか1センチの謎生物 ~ マイクロネズミ虫
ニュージーランド、オークランドに住むティム・クラーク (Tim Clerke) 氏の母親が見つけた小さな謎生物。
大きさは1センチ程度でしょうか、台所の床に落ちていたといいます。
毛むくじゃらで胴体と同じぐらいの長い尻尾をしているのが特徴で、色も姿も小さなネズミといった感じです。
ビデオを確認すると4匹のうち1匹は生きており、まだ尻尾が動いているのが分かります。
この生物の特定を求められたバイオセキュリティ・ニュージーランド・昆虫学チーム (The Biosecurity New Zealand entomology team) は、体から分離した「ガ (蛾) の足」であろうと推測しています。
おそらくネコに襲われてばらばらになった蛾の足であり、動いているのはからだから分離してそれほど時間が経っていないことから痙攣しているだけだろう、という見解です。
ガの足が体から取れてしまったもの、なんてなかなか思いつきません、柔軟な発想はすばらしいですね。
ですが動画を見た限り、この「足」には昆虫の足にあるべき「関節」がなく、「足」全体がフレキシブルに曲がる (動く) ことから、これがガの足である可能性はほぼないと思います。
あくまで個人的な見解ですが、全体が「毛むくじゃら」という点を除けば、その体形はアブ (ナミハナアブ) の幼虫に似ていると思います。
(オナガウジ)
(image credit by Wikipedia)
ナミハナアブの幼虫はオナガウジ、英名でラット・テイルド・マゴット (Rat-tailed maggot, 「ネズミの尻尾ウジ」) と呼ばれ、からだはウジムシ状でありながらネズミのような細長い尾を持つのが特徴です。
本来、水中生活するので台所の床に落ちていた (居た) 理由が分かりませんし、そもそも毛むくじゃらのオナガウジが存在するのかどうかも分かりません。
昆虫のエキスパート、エリック・エドワーズ (Eric Edwards) 氏も新種のオナガウジを推しています。
何か分かる人がいたら書き込んでください。
(参照サイト)
nzherald
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