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2024年5月11日土曜日

伝説の人喰い巨大ガメ ~ オグア


■伝説の人喰い巨大ガメ ~ オグア

アメリカ、ウェスト・バージニア州およびペンシルベニア州の淡水域で目撃される水棲爬虫類系UMA、オグア (Ogua)。

ウェスト・バージニア州マリオン郡のリブビル (Rivesville) で目撃されたことからリブビル・モンスター (Rivesville Monster) とも呼ばれます。

オグアは18世紀から知られるUMAで、家族で釣りに来ていた少年がオグアによって川に引きずり込まれたのが初めての目撃といわれています。

その姿は茶色カメに似ており、体長は20フィート (約6メートル)、その大きさから推定体重は500ポンド (約230キロ)。

待ち伏せ型で獲物が川岸に近付いたときに飛びつき川へ引きずり込みますが、惜しくも逃げられた場合は素早く上陸し獲物を追うといわれ、水陸両用です。

その正体を既知種で考えた場合、候補は?

その巨大さ凶暴さからカメではなくむしろワニ、特に最大個体であればオグア以上になるアメリカワニ (Crocodylus acutus) や同程度まで成長するといわれるアメリカアリゲーター (Alligator mississippiensis) では?と思う人も多いかもしれませんが、ウェスト・バージニア州はいずれの生息域から大きく外れる上にあまりに北方過ぎるため可能性は低そうです。

但し、絶対にないとは言い切れず、ただの一匹だけがなんらかの理由でウェスト・バージニア方面まで北上し、それを目撃した先住民族が普段見慣れない生物であることからカメと誤認した可能性はあり得ます。

(アメリカワニ / Crocodylus acutus)
(image credit by Wikicommons)

上記ワニ類を除けば、やはり生息域にも問題ない淡水性の爬虫類、カメの仲間、特にワニガメ (Macrochelys temminckii) やカミツキガメ (Chelydra serpentina) が有力視されます。

但し、カミツキガメは大きさ的に少し苦しく、あってワニガメでしょう。

ワニガメは最大個体であれば甲長32インチ (80センチメートル) を超えるため、頭部を含む体長は余裕で1メートル以上となり、また公式記録ではないものの過去には400ポンド (約180キロ) の記録もあります。

(ワニガメ / Macrochelys temminckii)
(image credit by Wikicommons)

寿命は長すぎてはっきりわかっていないものの100年以上の個体は確認されており、200歳前後まで生きるかもしれないといわれています。

生きている限り成長を続ける爬虫類ではあるものの、さすがに20フィートは無理でしょうが、現在では考えられないほど大きな個体が過去に存在した可能性は否定できません。

ちなみにカミツキガメも寿命は100年以上といわれています。

いずれも20フィートには遠く及ばないため、未知の淡水性巨大亀も候補として入れておきましょう。

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