(image credit by NC Candid Critters)
■トレイルカメラに写り込んだお前は何者だ? ~ ノースキャロライナの怪物
森などに仕掛けたトレイル・カメラで撮影された謎の動物シリーズ。
以前にも書きましたが、監視カメラだらけの現代ではこのトレイル・カメラで撮影された謎生物はUMAの一大ジャンルとなっています。
その「リアル」さを逆手に取ってフェイクも数多く作られていますが、それを含めて人気のジャンルです。
(ヤング・ビッグフット)
(トレイル・カメラで撮影された「ヤング・ビッグフット」、正体が分かりますか?)
冒頭の写真は、アメリカ、ノース・カロライナ州のとある森で撮影された写真であり、写真を公開したのがノース・カロライナ・カンディド・クリッターズ (North Carolina's Candid Critters) でありフェイクでないことは確かです。
ノース・カロライナ・カンディド・クリッターズはースカロライナ自然科学博物館がノースカロライナ野生生物資源委員会とコラボした野生動物の調査プロジェクトであり、野生動物のありのまま (Candid) の姿を伝えます。
さて今回撮影された写真、なにかの生物の右目付近のドアップです。
大きな目しか写っていないため、宇宙人 (特にエイリアングレイ) に似ているだのチュパカブラではないかだのいわれています。
(メディコムトイ社製 大神秘博物館シリーズのチュパカブラのフィギュア)
(エイリアン・グレイ)
宇宙人もチュパカブラも大きな目を持つことが特徴の一つですから候補に挙がる意味はわかります。
しかしこの写真の生物は本当に目が大きいのでしょうか?
目が大きい小さいは頭部 (もしくは体全体) の大きさに対して目が占める割合、つまり相対的な大きさで判断しますから、顔全体が見えていない状態では判断のしようがありません。
例えばマッコウクジラの目はたぶん直径7~8センチぐらいだと思われますが、その大きさだけで判断すれば「バカでかい」ですが、頭部だけで5メートルを超すマッコウクジラとしてはむしろ普段目にする動物よりも遥かに「目の小さな動物」に感じます。
さてこの動物、「大きな目」に視線が行きがちですがその頭部のすぐ左には「やや長めの首」がそれに続き「体 (背中)」(と思われるもの) が見えています。
首と体の付け根のすぐ後ろには「肩甲骨の膨らみ」のようなものも確認できます。
もちろんこの判断も間違っている可能性があります。
全体が見ていないからです。
ただもし仮にこの「やや長めの首」に続く「肩甲骨の膨らみ」とその「体」という推測が正しいのであれば、これは首の長い四肢動物、そしてそれはおそらく哺乳類であり、その正体の筆頭候補として「鹿」が挙がることでしょう。
(UHA味覚糖のコレクト倶楽部 七不思議編のチュパカブラのフィギュア)
(食玩 ムー未確認動物UMAの謎 シリーズのチュパカブラのフィギュア)
(参照サイト)
The Charlotte Observer
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