2020年8月22日土曜日

トレイルカメラが捉えた!自分の墓におもちゃを取りに現れる2歳の女の子

(image credit by Saundra Gonzales)

■自分の墓におもちゃを取りに現れる2歳の女の子

アメリカ、ニューメキシコ州のラスクルーセス (Las Cruces) にあるメイソニック・セレモニー (Masonic Cemetery「フリーメーソン墓地」)。

この墓地に息子ジェームズ・ブスタマンテ (James Bustamante) さんが眠るある家族が悩みを抱えていました。

息子は殺人事件に巻き込まれて殺されたものの、その犯人はまだ捕まっておらず、それどころか死した息子の墓まで破壊に来る始末。

どうにも困った家族は死人に鞭打つその犯人を捕まえようと息子の墓の近くにトレイル・カメラを仕掛けました。

(image credit by Saundra Gonzales)

そしてまた別の家族も悩みを抱えていました。

娘のファビオラ・ロドリゲス (Faviola Rodriguez) ちゃんのお墓にお供えしたおもちゃや備品が度々盗まれてしまうからです。

ファビオラちゃんは2015年11月6日に帝王切開によって誕生しました。

母親になることを夢見てきたソーンドラ・ゴンザレス (Saundra Gonzales) さんにとって待望の赤ちゃんだったといいます。

しかしその幸せが続いたのはわずか2年余りでした。

ソーンドラさんの勤務中、彼女の当時のボーイフレンド、ラロ・アンソニー・カストリーリョ (Lalo Anthony Castrillo) 氏から虐待を受けファビオラちゃんは2歳の若さで亡くなったからです。

(image credit by Saundra Gonzales)

亡くした子供の墓を荒らされる2つの家族、両者のお墓は前後に連なっていましたが顔を合わせたことは一度もなかったといいます。

そしてある日のこと、トレイル・カメラを仕掛けていたジェイームズくんの家族が撮影された画像をチェックしてました。

残念ながら、自分たちの息子の墓を荒らす犯人は写っていませんでしたが、その代わりにファビオラちゃんのおもちゃを盗んだ犯人を偶然見つけることになります、それは小さな女の子でした。

タイムスタンプは午後9時14分。

こんな時間に小さな女の子がひとりで墓地にいるなんて、、、

不審に思った家族は墓地のオーナーにこの画像を持っていきました。

すると、

「わたしたちはみな彼女のことを知っていますよ」

従業員はそう答えるとファビオラちゃんのお墓の前に連れていったといいます。

そして運命の日。

ジェームズくんの家族は翌日も息子の墓に行くと、昨日案内されたファビオラちゃんのお墓の前にはソーンドラさんと彼女の母親を発見しました。

ふたりに近づきスマートフォンに保存していた女の子の写真を見せるとソーンドラさんは突如泣き出したといいます。

ソーンドラさんは即座にそのお墓に訪れていた女の子の写真がファビオラちゃんだと分かったといいます。

フェイスブックにこの写真を投稿すると大変な反響となりました。

当然、というかやはり否定的な意見もあります、それは本当にファビオラちゃんなのかと。

何を持ってファビオラちゃんと断定できるのか?

ソーンドラさんはこれについて微塵の疑いもないといいます。

「頭から足の指先まで、生まれつき独特のカールのかかった髪の毛も服も履いていたサンダルもすべてファビオラなんです」

第三者には伝わらない親子だけにしかわからないこともあります。

そしてファビオラちゃんが去っていく写真も写っています。

(ファビオラちゃんが黒い人影と共に去っていく時の写真)
(image credit by Saundra Gonzales)

黒い背の高い人影と手をつないでいるようにも見えます。

が、これについてはさらに輪をかけて不鮮明なためよく分かりません。

ソーンドラさんはこの人影をジェームズ・ブスタマンテくんと信じています。

「ファビオラは彼を天国へ連れて行くためにそこにいると思っているんです。

ふたりの身に起こったことは悲劇です、つまり、ふたりはまだ裁きを受けていないってことです。

だからファビオラはいるんです、彼を慰めそして彼を天に召すために」

この話をどう捉えるかはひとそれぞれでしょう。

感傷を抜きにして単純に考えてみましょう。

この写真は物理的に撮影できるものか否か?

誰でも簡単にできます。

ただし一連の流れを見た限りやらせ (フェイク) ではないでしょう。

では偶然だとして、そんなことが起こりうるものなのか?

たとえば、夜遅くに親子連れでこのお墓に立ち寄り、実際にはトレイル・カメラの画面外に親がいて、たまたまその小さな子がファビオラちゃんのお墓に置いてあったおもちゃに惹かれてお墓の近くによっていった、というのは現実的にありえます。

更にうがった見方をすれば、おもちゃは度々盗まれていたということは、その親子は常習犯だったという見方もできます。

夜遅くであったのも墓地に人がほとんど立ち入らない時間帯を狙っていたとも考えられます。

墓地の従業員が写真の女の子を知っており、それをファビオラちゃんであると認識していたのは何度もこの行為が行われていたことを示唆します。

従業員たちがファビオラちゃんと認識した理由はもちろんいつもファビオラちゃんのお墓に立ち寄るからであり、しかも墓石に刻まれた年齢を見るとまさにこの子の年齢ぐらい、、、きっとファビオラちゃんの霊に違いない、、、

また、親がたまたまトレイルカメラの画角外にいたのではなく、カメラ等の防犯設備を気にして意図的に墓地の外で待っていたとも考えられます。

感傷的な出来事ですし、ソーンドラさんもファビオラちゃんと似たような背格好の子であれば解像度の低いこの写真では細部までは分からず少々違っても同一視してしまうのではないか。

偶然が偶然を呼びこんなサプライズが生まれた、、、

こんないい話をぶち壊すのか!ソーンドラさんをはじめみんなに怒られそうですが、単にこれはひとつの解釈です。

「あれはファビオラちゃんである」という解釈と同様に存在する「あれはファビオラちゃんではない」というひとつの解釈を提示したに過ぎません。

物理的に可能かどうか、そしてそれはあり得ることかどうか、それだけの話であり「この写真がパラノーマルな現象であり、ファビオラちゃんである」ということを否定しているわけではありません。

パラノーマルとはそういった考えられるノーマルな線を一つ一つ消していった先に存在します。

今回の「現象」に関しては情報が足りないためどちらとも判断が付きません。

肯定派でもよし、否定派でもよし、共存すべきであって非難すべき存在であってはなりません。

いずれの考えも尊重しあってUMAやパラノーマルな現象を楽しみましょう!

(参照サイト)
KFOX14
Mirror
Las Cruces Sun News

(関連記事)




 お供え物を持参し亡き飼い主のお墓参りをするネコ ~ トルド


 幽霊騒動でガーナの高校が閉鎖される


 腕のない2本足のモンスター ~ フレズノ・ナイトクローラー


 ついに証拠を手に入れた! ~ ブルーマウンテン・パンサー

 ジョージアで撮影されたヤング・ビッグフット


 1978年ジャイアント・カンガルー襲撃事件は本当にあったのか





0 件のコメント:

コメントを投稿