2020年8月22日土曜日

カマキリタイプのビッグフット ~ カマキリ男 (マンティスマン)


■カマキリタイプのビッグフット ~ カマキリ男 (マンティスマン)

イランのサルクベ村 (Sarkubeh Village) で発見されたペトログリフ (岩絵の一種) に「マンティス・マン (「カマキリ人間」, Mantis-Man)」と思われるものが2020年に発見されました。

大きさは5.5インチ (約14センチ)、描かれたのはおよそ4万年前とのことです。

(カマキリ人間のペトログリフ)

発見した研究者から半分カマキリ・半分人間と表現されていますが、いわれるほど人間らしさは感じられません。

そもそもカマキリかどうかも怪しいところですが、発掘した考古学者が昆虫学者の協力を得て「カマキリ」と特定したといいます。

頭部は逆三角形、前肢は鎌状で6本足、細長い体からカマキリの可能性は高いかもしれません。

で、どこら辺が「人間 (マン)」なのかというと、このカマキリ男ことマンティス・マンとよく似た岩絵「スコッター・マン (Squatter man)」と総称されるペトログリフが存在します。(※スコッタリング・マン (Squatting man)、スティック・マン (Stick man) とも呼ばれます)

(世界各地で刻まれるスコッターマンのペトログリフ)
(image credit by Elixir of Knowledge)

人間が万歳した象形文字のような絵で、ポイントとなるのはマンティス・マンの第二脚、先端が円になっており、スコッター・マンの手と足の中間点に円が描かれていいるのと共通しています。

このスコッター・マンの形状とマンティス・マンのそれが似ていることから、ただのマンティス (カマキリ) ではなくマンティス・マンと呼ばれているわけです。

スコッター・マンと総称される岩絵は世界各地で発見されていることから、これは地球に訪れた宇宙人を描いたに違いないと主張する人々すら存在します。

つまりはスコッター・マンの岩絵をオーパーツの一種とみなしているわけで、近い将来、マンティス・マンもオーパーツの仲間入りをするかもしれません。(「かつて地球に来訪した宇宙人たちはカマキリのような姿だった!」みたいな)

マンティス・マンを宇宙人と見るかどうかはまた別の話として、実はマンティスマン (Mantisman, Praying mantis man) というUMAは存在します。

日本でのUMAの呼び方の慣例に従えば「カマキリ男」となります。

ヒューマノイド系であり獣人の一種と考えていいでしょう。

マンティスマンは人間とカマキリのハイブリッド的容姿で、アメリカ、ニュージャージー州マスコネットコング川 (Musconetcong River) やステファンズ州立公園 (Stephen's State Park) で目撃されるUMAです。

目撃証言によれば6~8フィート (約1.8~2.4メートル) とかなりの高身長。

頭部はカマキリのように逆三角形をしており、そこに吊り上がった巨大な黒い目が2つありました。

パラノーマルではないUMAの正体は未発見の野生動物、もしくは既知動物の誤認に違いありません。

まれに自然現象であったり、写真であれば動物のようなシルエットを形成した植物や無生物 (岩等) が含まれている場合も存在します。(フェイクは除く)

マンティスマン (カマキリ男) という名前の響きから昆虫のカマキリを巨大化した姿を想像してしまいます。

実際そのような姿で描かれていたりします。

さすがに人よりも大きな昆虫のような姿をした生物は存在するわけはないとその存在を諦めてしまいます。

が、目撃情報をよく聞いてみると、、、

体はカマキリほどの細いプロポーションではなく、前肢も鎌状ではなかったといいます。

カマキリがもし直立したら後肢の膝の関節は後方に折れ曲がりますが、マンティスマンは人間のように前方に曲がっていたといいます。

当然といえば当然ですが決して巨大化したカマキリでないことが分かりますし、カマキリをそのまま巨大化した姿でないことも分かります。

要するに頭部のみがカマキリ的ということが分かります。

(エイリアン・グレイ)

イメージとしてはやや細身の人間にカマキリのお面をつけてもらった感じでしょうか。

グレイタイプのエイリアンの頭部に似ているとも言えるかもしれません。

これならなんとかなるかもしれません。

ビッグフット等、獣人系UMAと誤認されるのは多くがクマであり、特に疥癬等の病気にかかって毛が抜け落ちやせ細った個体は健康時の姿とはかけ離れておりひときわ人間的プロポーションに近づきます。

マンティスマンの特徴である逆三角形の頭部に大きな吊り目、これはやせ細ったクマの頭部に汚れや模様等が「大きな目」を形成した可能性があるのではないでしょうか。

(メガネグマ)
(image credit by Steve Wilson/Wikimedia)

例えば中南米に生息するメガネグマ (Tremarctos ornatus) なんかどうでしょう。

和名も英名 (スペクタクルド・ベア, Spectacled bear) も「眼鏡を掛けたクマ」の意味で目の周りに眼鏡のように見える黒い模様があります。

メガネグマの「眼鏡模様」は個体によって大きく異なるので、マンティスマンのような模様になる個体も奇跡的に存在するかもしれません。(そんな個体、見たことはないですが)

生息地の問題があるため動物園もしくは違法飼育からの脱走しかありえませんが、カマキリの頭部のような模様のメガネグマが脱走、さらに病気等でやせ細り目撃された、という説です。

しかしメガネグマでなくてもなんとか説明は可能です。

疥癬により毛が抜け落ちる際は毛の抜け方に規則性があるわけではなく、体の一部分だけが残っている個体もたくさんいるからです。

頭部の毛の抜け方によっては大きな目のように見える毛の残り方をしている個体が存在するかもしれません。

(参照サイト)
Phantoms and Monsters
HackettstownLiFE
PHYS.ORG
POPULAR MECHANICS

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