最近では安価で高性能なトレイル・カメラが普及しているため、レアな野生動物の生態も見ることができたりととても便利です。
そんな中、トレイル・カメラで撮影されたものに謎の生物が写り込んでいる場合があります。
トレイル・カメラに写り込んだ謎生物もUMAのひとつのジャンルであり、それはそれで面白いのですが、その正体はほとんどが既知動物です。
ブレたり、断片的に写り込んでいることによる不鮮明さが主要な原因です。
これは動いたものだけを撮影する動体検知 (motion detection) 機能によるもののため仕方がありません。
しかしそうではなく、がっつりはっきり写り込んでいる謎の写真もあります。
(よく見かけるこれ)
(image credit by William Harper)
2012年のものなので、この写真を見たことのある人も多いと思います。
少女は野生のシカやコヨーテと間近で写っているものの、動物たちが少女を警戒する様子はありません。
昔から野生動物に育てられた子どもたちの話がいくつかありますが、そういった類のものでないことは、彼女の髪が整えられ汚れのない服、足には長靴を身につけていることからもわかります。
この画像をみて、一番合理的な解釈はなんでしょう?
家族で森にキャンプに来ていたものの道に迷ってしまい、デタラメに彷徨い歩いているうちにたまたまトレイル・カメラの仕掛けてある地点を通過した?
こんなふうに思う人が多いかもしれません。
単にシチュエーションだけであればその可能性はありそうです。
しかし、上述の通り、いずれの野生動物も彼女を怖がらず、彼女も野生動物を怖がっていないことの説明が付きません。
しかも幼さ残る少女たった一人で森の中を彷徨い歩いているにも関わらず、彼女の表情には悲壮感のかけらもありません、無表情といってもいいかもしれません。
夜中に彼女に出会ったら大人の方が腰を抜かして悲鳴を上げそうです。
(image credit by William Harper)
フェイク写真でしょうか?実はフェイク (合成) でもありません、実写です。
一体彼女は何者なのか?
当時はその説明のつかない気味の悪いシチュエーションからゴースト説すら出ていたと思います。
実はこれ、写真家・作曲家のウィリアム・ハーパー (William Harper) 氏が撮影したアートです。
つまり「作られたシチュエーション」だったのです。
しかし合成ではなく撮影自体はトレイル・カメラを木に取り付けて撮影された実写です。
撮影方法の詳細は不明ですが、飼いならされたコヨーテやシカを使ったのかもしれません。
フェイク写真 (合成) ではないですが、シチュエーションがフェイクというわけです。
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