2022年12月7日水曜日

馬並みの巨大なトラがアフリカを歩いている ~ ヴァッソコ


■馬並みの巨大なトラがアフリカを歩いている ~ ヴァッソコ

今回はアフリカで目撃されるかなりマイナーなUMA、ヴァッソコ (Vassoko) です。

ヴァッソコが目撃されるのは中央アフリカ共和国、バカガ州 (Vakaga) のビラオ (Birao) です。

目撃証言から、ヴァッソコは「馬並みの体躯を誇る大型ネコ科動物」と考えられており、体に比して小さな頭部には巨大な牙を有しているのも特徴です。

似たようなUMAにガッシングラム (Gassingram) やムングワ (Mngwa) がいます。

特にガッシングラムについては目撃されるのも同国同州のワンダ・ジャレ (Ouanda Djalle)であり、言語や方言の違いだけで同一生物を指しているのでは?ともいわれています。

一方、ムングワ、別名ヌンダ (Nunda) は東アフリカのタンザニアで目撃されるUMAで、地理的にもやや距離があり、同一かどうかは微妙なところです。

取り敢えず今回はヴァッソコにのみ焦点を当てますね。

マイナーな存在といえど、「馬並み」という巨大さを聞けばいかにもUMAらしいUMAといえます。

現生最大のネコ科動物といえはベンガルトラ (Panthera tigris tigris)、最大体長4メートルオーバー、体重390キロ。

最大レベルともなるとさすがにすごいですよね。

んで現生ではなく、史上最大のネコ科動物は?

(体高約8メートル、パラケラテリウム)
(original image credit by Wikicommons)

有史以前の哺乳類にはパラケラテリウム (Paraceratherium) (旧 インドリコテリウム (Indricotherium)) のような「恐竜レベル」の種も存在しますので、巨大なネコ科動物にも期待がかかります、、、が。

諸説あるため「これが最大!」と決めつけられませんが、ケープライオン (Panthera leo melanochaita)、ヨーロッパライオン (Panthera leo europaea)、バーバリライオン (Panthera leo leo)、そしてガンドントラ (Panthera tigris soloensis) 等がその候補に挙がるでしょう。

上記すべてが最大サイズで400キロ前後あるとかないとか。

研究者によってもまちまちです。

自分が研究し肩入れしている種を大きく見積もりたい、そういうのもあるかもしれません。

大きい、特に史上最大、ともなればマスコミにも大きく取り上げられますからね、研究費の資金援助等も期待できそうです。

まあどうであれ、体重400キロ前後、そこら辺が大型ネコ科動物の限界なのかもしれません。

そういうわけで、どうせならもっと特徴的な大型ネコ科動物を候補にあげましょう。

体躯以外のヴァッソコの特徴のひとつ「牙が大きい」に着目し、サーベルタイガー (スミロドン) なんていかがでしょう?

B級のアニマルパニックムービーで大型ネコ科動物の定番といえばやっぱりサーベルタイガーです。

実は映画で見るほどサーベルタイガーは大きくありません。

(スミロドン・ポプラトルの全身骨格)
(image credit by Wikicommons)

スミロドン・グラシリス (Smilodon gracilis)、スミロドン・ファタリス (Smilodon Fatalis) はそれぞれ体重50~100キロ、160~280キロぐらい、十分大きいですがヴァッソコの正体としてちょっと物足りないです。

しかし最大種であるスミロドン・ポプラトル (or「スミロドン・ポプラトール」or「スミロドン・ポピュレーター」Smilodon populator) は最大サイズともなると400キロ超え、研究者によっては最大470キロと見積もっている場合もあります。

但し、残念なことにサーベルタイガーの生息していたのは現在の南北アメリカで、アフリカに生息していた形跡は見つかっていません。

そういうわけでUMAの定番「絶滅種の生存説」を当てはめることはできませんが、一歩進めて、ヴァッソコの正体を「未発見のサーベルタイガー」とでもしておきましょう。

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