今回はアフリカの恐竜系UMA、ニャマラ (N'yamala) です。
モケーレ・ムベンベをはじめ多くのUMAの目撃が相次ぐコンゴ共和国の隣国、ガボン共和国のUMAです。
多くの特徴がモケーレ・ムベンベと共通することから地域によって呼び名が異なるだけで同一の生物を指しているという意見もあります。
ニャマラという名はガボンの最大民族ファン族 (Fang) の使う言語、ファン語であり「小舟 (カヌー) の母」を意味ます。
目撃されるのはングニエ川 (Ngounié River) とオゴウエ川 (Ogowe River) 周辺。
両河川ともコンゴ共和国を水源とし、そういった点もモケーレ・ムベンベと同一視される所以です。
(ディプロドクス)
(original image credit by Wikicommons)
未確認動物学者ジェームズ・パウエル (James Powell) 氏はファン族にインタビューしたところ、ニャマラの体長は約10メートル、長い首と長い尾をもつということです。
また後頭部から長い首の背中側全体は細い糸状の毛で覆われています。
パウエル氏は同民族に竜脚類としてディプロドクス、獣脚類としてティラノサウルス、剣竜としてステゴサウルス、角竜としてトリケラトプス、また恐竜以外にも海生爬虫類としてプレシオサウルス、現生の哺乳類としてクマの絵を描き、いずれに似ているか質問しました。
(プレシオサウルス)
正体が現生の既知動物ではなく恐竜前提としているような誘導的選択肢である点が少々気になりますし、また当時 (1970年代) と現在では恐竜の復元図もかなり異なるうえ、パウエル氏の画力にも左右される等、どれほどディプロドクスやプレシオサウルスと似ていたのかは疑問が残ります。
また「似ている」というのも「そっくり」という意味か「(この提示された生物の中では) かろうじて似ている」という意味では大きく意味が異なります。
とはいえ、恐竜はさすがに難しいにしろディプロドクスやプレシオサウルスに似た既知の現生成物が存在しないことも確か、未知の生物 (哺乳類・爬虫類) の可能性も十分あり得ます。
ファン族に言わせればめったに見られない特別な動物ですが初めて報告されたのは1970年代とまだ50年足らず、まだまだ生き残っているかもしれませんよ。
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