2024年3月15日金曜日

バク + 人間? オオアリクイ + 人間? 半身半獣の脳喰い殺人鬼 ~ カペロボ


■バク + 人間? オオアリクイ + 人間? 半身半獣の脳喰い殺人鬼 ~ カペロボ

今回は南米のUMA、カペロボ (Capelobo)。

カペロボは人間と動物のハイブリッド系獣人で、頭部はバク、もしくはアリクイに似ているといわれ体は人間に似たプロポーション、つまりは二足歩行するといわれています。

似たようなUMAとしては北米で目撃されたアリクイと人間のハイブリッド、タトル・ボトムズ・モンスター (Tuttle Bottoms Monster) がいます。

多くの獣人系UMAがそうであるようにカペロボも人間より大きく、7フィート (約2.1メートル) 以上の身長があると信じられています。

カペロボの前肢はアリクイのようなカギ爪状、全身は分厚い毛で覆われており銃の弾丸をもはじき返すほどに防御にも優れています。

意外なことに最大の武器は絶えず体から湧き出る「悪臭」であり、常に夥 (おびただ) しい数のハエたちがカペロボを守るかのように周囲を飛び交います。

人間がこの臭いを嗅いでしまおうものなら戦う前に戦意喪失、気絶してしまうといいます。

しかし前述の通り、弾丸を跳ね返す毛皮に覆われたカペロボをライフルで打ち抜くことはできません。

唯一の弱点はその毛皮で覆われていない「目」か「臍 (へそ)」を槍で突き刺すことだそうですが、その距離まで近寄れば悪臭でやられてしまう、なんとも手強い怪物です。

肉食性ですがこのんで人間を襲うことはなく、たいていの場合、小動物を殺し頭をかち割るとその隙間から細い吻 (鼻先) を差し込み脳を吸い上げて食べるといいます。

(オオアリクイ)
(image credit by Wikicommons)

さていかがでしょう?

凶暴で怖いモンスターは子供たちの目にはカッコよく目に移り人気がありますが、カペロボは怖いといっても武器は「悪臭」であり、その後捕まえた生物の脳をチュッチュチュッチュと吸う姿を想像すると単にカッコ悪く気持ち悪いUMAに映ってしまいそうです。

こんな既知生物はもちろん知られていませんが、バクにしてもアリクイにしても吻部 (鼻先) が長いシルエット、またいずれも南米に生息していることからいずれかがその正体、もしくは元になっていると考えられます。

もしかするとバクとアリクイの両方からヒントを得たかもしれませんが、後肢二本足で立ち上がることができること、カギ爪がついていることからアリクイ、特にその大きさからオオアリクイ (Myrmecophaga tridactyla) を候補として推したいと思います。

オオアリクイはふだんはもちろん四足歩行ですが天敵に襲われ逃げ切れないとみるや後肢二本で立ち上がり体を大きく見せるため天敵に向かって万歳ポーズを取ることで有名です。

長毛であることから実際の輪郭が隠れ想像以上に大きく見えます。

また少ないながらこの大きなカギ爪による人間に対する死傷事故も起きており決して侮れない生物です。

尚、後肢二本で立ち上がるなんて芸当はできませんが、大きさだけでしたらバクの方が圧倒的に分があり、東南アジアに生息するマレーバク (Tapirus indicus) の最大個体は2.5メートルにも達します。

絶滅種であれば北米にかつて生息していたタピルス・シムプソニ (Tapirus simpsoni) は体長3.5メートルほどもあり史上最大のバクでした。

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