降ってくるシリーズ。
といってもファフロツキーズ現象 (雨のように魚やカエルが降ってくる現象) ではありません。
アメリカ、フロリダ州では9年ぶりの記録的な寒波に見舞われ、マイアミの国立気象局は非公式ながら「イグアナが降ってくる」のに注意するよう警告を発しました。
予想された最低気温は-1~4度。
爬虫類であるイグアナは変温動物であるため寒さにはめっぽう弱く、気温が下がると代謝が鈍りはじめます。
10度を下回ると不活発になり始め、予想最低気温の4度ともなるとイグアナは死なないまでも、もはや動き回るどころか仮死状態レベル。
樹に掴まっているなんてことは到底不可能、硬直したイグアナはバランスを崩し落っこちてくるそうです。
これぞイグアナ・レイン。
このイグアナが降ってくるという事象自体は本当ですが、イグアナ落下注意報の発令はジョークであり本気でもあります。
というのもイグアナ (グリーンイグアナ, Iguana iguana) は尾が長いこともありますが、最大体長は2メートル、体重9キロという個体も存在し、さすがにそんなモンスターサイズは稀にしても頭上から10キロ近い物体が降ってきたら怪我をしかねません。
それよりも懸念されるのが、樹から落ちて仮死状態のイグアナを発見し可愛そうだと蘇生しようものなら、目を覚ましたイグアナに咬まれてしまうこと。
それ故、見つけても放っておきましょうと、そういった意味でイグアナ落下注意報を発令しているようです。
ただしフロリダにとってイグアナは外来種。
短期間で寒波は過ぎ去るため、おそらく命を落とすイグアナはそれほどではないと予想されるものの、外来種一層のためならと寒波を歓迎している節もなくはないようです。
(参照サイト)
USA TODAY
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