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2024年3月16日土曜日

東南アジアの空飛ぶ獣人 ~ オラン・バッチ


■空飛ぶ獣人 ~ オラン・バッチ

今回はオラン・バッチ (Orang Bati)。

オラン・バッチはコウモリに似た翼、翼竜のような長い尾、そして人間に似た頭部や体を持つ飛翔系のハイブリッド系 (キメラ系) UMAです。

オラン (Orang) は「人」、バッチ (bati) は翼を意味するためオラン・バッチとは「翼を持った人間」といった意味になるそうです。

赤黒い肌で全身が覆われ、体長は5フィート (約1.5メートル) ほどです。

空飛ぶ獣人を思い浮かべれば遠からずでしょう。

目撃されるのはインドネシアのセラム島、その言い伝えによればオラン・バッチの

人跡未踏の山中にある洞窟をねぐらとし、毎夜人里に現れては奇声を発しながら空を旋回します。

好物は人間の子供、目当ての人間の子供をさらうと洞窟に戻りさらった子供を貪り食う、という恐ろしい存在として伝わります。

世界中から翼竜に似た巨大飛翔系UMAは伝えられており、オラン・バッチもまたその正体として既知・未知問わずオオコウモリを誤認している可能性が考えられます。

地理的にも比較的近いジャワ島で目撃される飛翔系UMAアフールとも多くの共通点を持ちます。

アフールはかれらの「アッフーーーール!」と叫ぶ鳴き声から命名されましたが、この奇声と翼竜を思わせる翼、霊長類的な頭部等、オラン・バッチと似ています。

オオコウモリ類が正体であるとすればジャワオオコウモリ (Pteropus vampyrus) やインドネシアの諸島に生息するセレベスオオコウモリ (Acerodon celebensis) 等が候補でしょうか。

(マレーヒヨケザルの標本)
(image credit by Wikicommons)

もうひとつの候補にヒヨケザルも挙げておきましょう。

英語圏でオオコウモリを「空飛ぶキツネ」の意で「フライング・フォックス (Flying fox)」と呼びますが、一方ヒヨケザルは「空飛ぶキツネザル」の意で「フライング・レムール (Flying lemur)」と呼ばれます。

ヒヨケザルはオオコウモリと異なり東南アジアにのみ生息しフィリピンヒヨケザル (Cynocephalus volans) とマレーヒヨケザル (Galeopterus variegatus) の2種のみが現存します。

ヒヨケザルは名前に反しキツネザルとは類縁関係にありませんが、「フライング・レムール」の呼び名通りキツネザル的でいかにも哺乳類的で顔や体つきはオオコウモリよりも分があります。

また、生息地的にはマレーヒヨケザルが候補となるでしょうか。

但しいずれのヒヨケザルもそれほど体長は大きくなく、翼開長も1メートルに遠く及びません。

そういった点から既知生物であればオオコウモリが第一候補で、オオコウモリとヒヨケザルの別々の目撃情報がハイブリッド化したものが第二候補といった感じでしょうか。

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