コンゴの巨大蜘蛛、チバ・フーフィーのときに一緒に書こうかと思いましたが長くなるので分けました。
クモは毒が強いこともありニュースになることはとても多いのですが、ことUMAとなると意外なほど少ないのです。
UMA界ではチバ・フーフィーがぶっちぎりで有名で「次点」を探すのが困難なほどですが、敢えて言えばパプアニューギニアのジャイアント・スパイダーでしょう。
(レッグスパン最大30センチ、ジャイアント・ハンツマン・スパイダー(Heteropoda maxima))
ひとつはジャーナリストの肩書を持つ未確認動物学者ロブ・モーフィー (Rob Morphy) 氏が、クレイグと名乗る一般人から聞いた話。
祖父が第二次大戦中、出兵先のパプアニューギニアで (おそらく足の先から足の先、いわゆるレッグスパンが) なんと3フィート (約90センチ) もあるクモが巣に張り付いていたというのです。
そのクモは宝石のように輝くエメラルドグリーンをしていました。
驚いた祖父はそのクモを手持ちの山刀で叩き切ったといいます。
そしてもうひとつも同じく第二次大戦中の1942~43年のこと、それはオーストラリアの未確認動物学者ピーター・ハインズ (Peter Hynes) 氏と妻のデビー氏がパプアニューギニアのジャングルを散策していたときに起こりました。
ある場所に来ると鬱蒼と生い茂る草木が邪魔になり、ふたりは屈んで進まざるを得ませんでした。
その時に彼らは気付きました。
低い姿勢の彼らの目に、地面から木の幹にかけびっしりと張り巡らされた蜘蛛の巣が飛び込んできたのです。
真っ白で綿雪のようなふわふわした蜘蛛の巣は幅はおよそ10~15フィート (約3~4.5メートル) もありました。
信じられないような光景でした。
しかし、その巨大なクモの巣に気を取られていたせいで目前に迫った危険にふたりは気付いていませんでした。
ピーター氏が目線を地面から正面に移すととわずか1フィート (約30センチ) 前方に巨大なクモが佇んでいたのです。
ピーター氏はそのクモの大きさを「小型犬ぐらいの大きさ」と形容しました。
具体的な大きさで表現していないため分かりづらいですが8~10インチ (約20~25センチ) 前後と見積もってみましょう。
体色は真っ黒、体に比して足は長くなく、タランチュラのように毛の生えた太い足を持っていました。
ゆっくりと後ずさりをして二人は逃げたといいます。
と、こんなところです。
まったく異なる種類にのようですから、この話がどちらも本当であれば、パプアニューギニアに巨大蜘蛛が2種類は生息していることになりますw (但し、幼体と成体、もしくは性的二型の可能性もなくはないですが)
いずれも巣を張る必要がなさそうな巨体なのに巣を張っている (そもそも巣が自重で壊れないのか) のも少々気になりますが巣の使い方も色々ありますからね。
(参照サイト)
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