2019年10月23日水曜日

実はカニは賢かった説

■実はカニは賢かった

ごく稀に、「カニ味噌」を「カニの脳みそ」と勘違いしている人がいますが、万が一にもあれはカニの脳ではありません。

カニ味噌の正体は中腸腺といい、脊椎動物の器官で例えると肝臓とすい臓をあわせたような器官といわれます。

体に対してあれだけ脳が入ってら知能も結構高いでしょうが、実際は驚くほど小さく、体の小さなミツバチの1/10以下だそうです。

というわけで、おそろしく知能が低いのではないか?とバカ疑惑をもたれているカニたちに、本当にバカなのか試してみることにしました。

勝手にバカのレッテルを貼られているカニの代表として選ばれたのはヨーロッパミドリガ二 (Carcinus maenas) 12匹です。

カニ界の威信にかけても頑張りたいところです。

お題は「迷路」です。

脳を持たない粘菌ですら迷路を突破しているのですから、小さいながら脳を持つヨーロッパミドリガニには期待したいところです。

スタートからゴールまで、分岐点が5箇所あり、3箇所には行き止まりがあり、正解ルートはただの1つしかありません。

見事ゴールした場合にはご褒美としてムラサキイガイ (ムール貝) の実が置いてあります。

4週間に渡り、週に1度だけ迷路に挑戦させましたが、間違わず正解ルートを走破したヨーロッパミドリガ二はいませんでした。

ですが、間違いは少しずつ減少していきました。

それから2週間後、もう一度トレーニングを積んだヨーロッパミドリガ二たちに、ゴールのご褒美なしで挑戦させたところ、全員が8分以内にゴールに到着しました。

一方、訓練なしのヨーロッパミドリガニ平均走破タイムは39分で5匹に至っては1時間オーバーということです。

このことからトレーニングが実を結んでいることは明らかで、2週間前の記憶を頼りに迷路を効率よく走破できることが判明しました。

カニは決してバカではなく、賢かったのです。

(参照サイト)
New Scientist

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