■正体は黒いリュウグウノツカイ? ~ タイン川の怪物
イングランドを流れるタイン川 (River Tyne)。
流れの緩やかなこの川を細長い生物がゆらりゆらりと泳いでいます。
撮影したのはケビン・バートン (Kevin Burton) 氏。
「謎のシー・クリーチャー、わたしはスコットランド外でネス湖の怪獣を目撃した初の人物となりました」
もちろんバートン氏のコメントはジョークです。
ただし正体不明という点だけは本当です。
多くのコメントが寄せられました。
(シーサーペントとして描かれたリュウグウノツカイ)
薄っぺらで細長い形状からリュウグウノツカイではないかという人もいます。
タイン川はその名の通り川ですが、撮影された場所は河口付近ということなので浅瀬まで上がってきたリュウグウノツカイが、誤って川に紛れ込んだ、と考えれば可能性はゼロではないでしょう。
ただしリュウグウノツカイに似ているのはその大まかなシルエットのみで、体色は真っ黒、トレードマークの真っ赤な背ビレもメタリックなシルバーボディもまったく確認できません。
新種の黒いリュウグウノツカイでもない限り、リュウグウノツカイである可能性はほぼないでしょう。
細長い他の生物としてはウミヘビ説も人気があるようです。
また「ロシアの漁師が釣り上げた2つの口を持つ魚は放射能汚染の産物なのか?」の記事でも書きましたが、「謎の生物 = 日本の原発事故による放射能汚染の産物」というありがたくない理論がスタンダードになりつつあり、ここでも書かれています。
「放射能が水に流れ込んでるんです。
それによってどんな生物が形成されるかなんて誰にも分かりません。
だって日本の原子炉からいまだに放射能が漏れ続けているんです!」
姿も見えていないのになぜこれが放射能汚染によるミュータント (突然変異体) 扱いになるのかさっぱり分かりませんが。
さて正体は判明したのかというともちろん判明していません。
この日、このときだけ確認された「UMA」です。
これが本当に生物だとしたら、まだ色や形状からリバー・モンスターの典型であるウナギやナマズの方が無難な気がします。
個人的にはブラック・リュウグウノツカイを推したいところではありますが、動きはあっても無機質であり、ラバー状のゴミの可能性が高いような気がします。
(参照サイト)
Chronicle Live
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