■ペンプローク・ドックのシー・モンスター
イギリスのウェールズにある漁村ペンブローク・ドック (Pembroke Dock)。
2003年3月5日、この地を流れる巨大な水路ミルフォード・ヘブン・ウォーターウェイ (Milford Haven Waterway) に巨大な水棲UMAが現れ写真に収められました。
目撃したのはこの水路のすぐ近くにある小さなパブで働くレスリー・ジョン (Lesley John) さんと当時来店していた4人のお客さんです。
初めにその異変に気付いたのはバーテンダーのレスリーさん。
(出所不明、ペンブローク・ドックのシー・モンスターの写真)
「わたしはバーのカウンターに立っておりヘブン (水路) の方を眺めてたんです。
するとガン・タワー横の水の中に何かが見えたんです。
長くてヘビのようでしたね、あんなもの今まで見たことがありませんでした。
ちょうどフェリーが出港した後のことです。
泡だって水が白くなっていて、ヒレと何かが動き出したようでした。
バーには私の他にお客さんが4人いたので、わたしは『おい、あれを見てみろよ!』と彼らに言ったんです」
4人のお客さんのうちのひとり、ピーター・トーマス (Peter Thomas) さんは10メートルの巨大サーペントと推測します。
「確実に頭部だと確認できました、遠目にはヘビの頭部に似た感じでした、そしてそこから10メートルぐらい後ろで水しぶきが上がりました。
わたしはこの辺りのフロント・ストリートからボートを出し、よくこの水路を走りますが、あんなの、一度も目にしたことがないです」
彼ら5人以外に目撃者はいなかったため、これ以上の情報はありません。
かなり遠くからの目撃のようでしたが、頭部はヘビに似ておりそして生物的な動きを感じ取っていたことから流木のようなものではなく、実際に生物だった可能性は高いかもしれません。
その正体が既知の生物ということはあり得るでしょうか?
大きさから行くとクジラか巨大なサメ (ジンベエザメ、ウバザメ等) しかあり得ません。
迷いクジラでしょうか?ないとはいえませんが、これほど大きいともう少し目撃証言があってもよさそうな気はします。
もしかすると、複数の水棲動物が縦に並んで泳いでいたのをひとつの生物とみなしてしまった可能性も考えられます。
例えば水路に迷い込んだ2頭以上のイルカが縦列で泳ぎ、頭部と尾部をそれぞれ担当すれば10メートルのシーサーペントが完成されるといった感じに。
パブのオーナー、デビッド・クルー (David Crewe) さんはこの怪物に懸賞金をかけました。
「確かに何かいたはずだ。それはなんだっていい、正体を知りたいだけだ」
残念ながら現在までその懸賞金を受け取った人は出てきてていません。
その後怪物は二度と水路に現れることはなく、それが本当のシーモンスターだったのか、それとも既知生物の誤認だったのか謎のままなのです。
懸賞金の額がたった150ポンド (現在で約28,000円) だったということも付け加えておきましょう。
(参照サイト)
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