フルタ製菓の食玩、チョコエッグキッズシリーズでUMA (未確認動物) がフィギュア化されました。
食玩ブームが去った今、UMAが食玩となること自体とても珍しいことです。
海洋堂が手掛けた精巧な作りが売りのチョコエッグシリーズとは異なり、こちらはチョコエッグ「キッズ」シリーズであり、子供向け、単色のいわゆるゴム人形 (SBS樹脂) です。
蓄光タイプで暗いところで光るという「遊び」が組み込まれています。
10種+シークレット3種 (ドーバー・デーモンのポーズ違い3種) の全13種で、実質11種類のUMAがフィギュア化されています。
ネッシーやイエティ等の有名なものだけでラインナップされるかと思いきや、タッツェルヴルムやサンドドラゴン、そして今回紹介するバウォコジ (Bawokozi) 等、超マイナーなUMAが含まれているのはちょっとしたサプライズです。
(フルタ製菓チョコエッグキッズのバウォコジのフィギュア)
さてこのバウォコジ、南アフリカの東ケープ州にあるステイトラービル (Steytlerville) の小さな町カルー (Karoo) で目撃されたUMAです。
海外ではバウォコジという呼び名よりも目撃された地名からステイトラービル・モンスター (Steytlerville Monster) と呼ばれることのほうが一般的です。(稀にカルー・モンスター (Karoo monster) とも)
短期間ながら南アフリカのローカル新聞の紙上を賑わせたUMAです。
バウォコジとは現地の言葉で「義理の兄弟」を意味します。
バウォコジが初めて目撃されたのは葬式に参列した二人の人物と言われています。
二人はバウォコジを非常に恐れており警察に相談したといいますが、警察は彼らの警護を約束する代わりにバウォコジに遭遇した際は写真を撮るように要請しました。
おそらくバウォコジなんてバカげていると信じていなかったからでしょう。
しかしこれを皮切りに、というほどではありませんが、バウォコジの目撃が散発されるようになります。
いわゆるシェイプシフター (Shapeshifter) で、目撃したカルーの住民たちによればバウォコジは変貌自在であり、見ている間にみるみる姿を変えていくと証言しています。
代表的な2つの目撃例があり、具体的には以下のような変貌を遂げたといいます。
<変貌1>
スーツ姿の男性 → 首のない人間 → 牛ほどの大きさの犬 → 巨大な猿
<変貌2>
スーツ姿の男性 → 豚 → コウモリ
不定形と表現するには大げさかもしれませんが、決まった姿 (基本形) を持つのかどうかわかりません。
概ね、コウモリのような翼を持つ有翼のUMAとして認識されています。
この現象を鑑みるともはや野生動物を誤認した等では説明不可な「現象」でありにわかにはその存在は信じがたいものです。
街全体でのUMA騒ぎと聞くとインドのニューデリーで起きたモンキーマン騒動に似ています。
モンキーマン同様、ひとつの衝撃的な話題や事件を皮切りに集団ヒステリー状態が起きていた可能性が高いと言えますが、集団ヒステリーでバウォコジの「変貌」をうまく説明ですることは困難です。
またバウォコジの目撃は夜に集中しているといわれており、単にアルコールを摂取した人々が「(バウォコジが存在するという) 先入観」から創造している (幻覚を見ている) だけでは?という噂もあります。」
実際に酔っ払い (もしくは薬物の摂取) によるUMAや宇宙人騒ぎは頻繁に起きています。
しかし警察の発表によれば、目撃者にアルコールや薬物の摂取の兆候はないといい、バウォコジの存在の可能性はあるとまでいわれています。
ちなみに警察が住民たちに依頼した通り、住民たちはすでにバウォコジの撮影は成功しているといいますがその写真はいまだ非公表だといいます。
撮影した住人たちによれば、撮影時、バウォコジはヒューマノイド的体型だったものの、現像してみるとそこに写っていたのは変貌した動物であったといいます。
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