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2025年10月14日火曜日

ロシア、ボロタ湖の野獣 ~ ボロタ・ビースト (ヴォロタ・ビースト)


■ロシア、ボロタ湖の野獣 ~ ボロタ・ビースト (ヴォロタ・ビースト)

今回はボロタ湖の怪物、ボロタ・ビースト (Lake Vorota Beast) です。

ロシアの水棲UMAといえば、なんといってもサハ共和国オイミャコンスキー・ウルスにあるラビンキル湖のラビンキル・デビルが有名です。

今回紹介するボロタ・ビーストが棲息するボロタ湖 (ボロータ湖、ヴォロタ湖) は、そのラビンキル湖から僅か20キロほどしか離れていない地点にある湖です。

そんな近距離に巨大水棲UMAが2種も報告されているなんて信じられませんよね。

しかも極寒の地、シベリアですから。

しかしそんな近距離の湖でUMAが目撃されてもおかしくない、というそれなりの説があります。

科学的に完全に証明されているわけではありませんが、両湖は水位がほぼ全く同じであり、そのことから地下で繋がっているのではないか?と考えられているのです。

つまり、それがもし事実であればラビンキル・デビルはラビンキル湖とボロタ湖を自由に行き来できる可能性があり、同一生物が2つの湖で目撃されているだけかもしれないからです。

で、実際にボロタ湖で目撃された謎の水棲獣もラビンキル・デビルと呼ばれますが、それとはもしかすると別物ではないかと考えられている生物も目撃されており、それこそがボロタ・ビーストです。

正直、どちらも姿をはっきりと見られているわけではないため、正直差別化を図るのは難しいのですが、ボロタ・ビーストは「ビースト」と呼ばれるだけあり、四肢をもつ水棲獣として描かれることが多いです。

但し、いくつかの目撃証言を見た限り、四肢があるのを確実に目撃したものはないようです。

まぁ無理くり別物として扱っているだけかもしれませんけどね。

目撃したのはソビエト科学アカデミーの地質学者ヴィクトル・トヴェルドフレボフ (Viktor Tverdokhlebov) 博士。

ラビンキル・デビルの時に紹介しましたね。

「謎の動物の百科」(今泉忠明著) では「ソ連 (旧) のボロータ湖のギョロ目怪物」の頁で、V.ツベルドフレホフ博士として紹介されており、もちろん同一人物です。

博士の目撃証言によれば30~60フィート (約9~18メートル)、体色はツヤのある黒灰色、体は樽のよう、20インチ (約50センチメートル) のシャチのような大きな背びれをもつといいます。

ラビンキル・デビルはより魚類的 (巨魚)、ボロタ・ビーストはより水棲哺乳類的、と大雑把に考えるといいかもしれません。



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