名前 (~ポゴ) で分かる通り、イゴポゴはカナダの水棲UMAです。
イゴポゴが目撃されるのはオンタリオ州にあるシムコー湖 (Lake Simcoe)。
デカい湖だらけのカナダにおいてその表面積 (744平方キロメートル) は北米大陸はおろかカナダですら50傑に入りませんが、琵琶湖 (約670平方キロメートル) よりも広大な湖です。
さてその湖の名前とUMAの名前に相関性がなく不思議に思う人もいるでしょう。
接尾語の「~ポゴ」はカナダの水棲UMAのお決まりですからいいとして、名前の前半部分は湖の名前に由来します。
オカナガン湖のオゴポゴを筆頭に、マニトバ湖のマニポゴ、ウィニペゴシス湖のウィニポゴ、シュスワップ湖のシコポゴ、サスカチュワン湖のサスキポゴといった感じで、微妙なものも含まれていますが一応英語のスペル上、湖の名前は入っています。
イゴポゴはイラストレーター、ウォルト・ケリー (Walt Kelly) 氏の代表作「ポゴ (Pogo)」のコミックのタイトルに使われたフレーズ「アイ・ゴ・ポゴ (I go Pogo)」に由来します。(「I go Pogo」を繋げると「Igopogo (イゴポゴ)」になります)
真相は分かりませんが、シュスワップ湖のシコポゴに最初に名前を取られてしまい、似通った名前を避けようとしたのかも?とも考えられます。
イゴポゴの代表的な写真は冒頭のものでオゴポゴやマニポゴ同様、細長い体を縦にくねらせたシルエットが印象的です。
目撃証言から細長い体型をしていると考えられており、10~70フィート (約3~21メートル) とかなり長大です。
背ビレや尾ビレの目撃もあり巨大ウナギを彷彿させますがそれに反し頭部は哺乳類的な目撃が多く、イヌやウマに似ているともいわれます。
ウナギのような体で頭が犬、とても想像するのが難しいUMAです。
19世紀初頭より目撃がありますが、20世紀以降に目撃が増えはじめ、特に1991年この湖で行われた水上飛行機大会においては多くの目撃者がいたといいます。
参加者のひとりが飛行機の故障により修理をしている際にシコポゴは水面に突如現れたといい、写真やビデオに収められたといいます。(が、見たことないです)
既知生物の誤認としてはやはり湖に入り込んでしまった鰭脚類、アザラシやオットセイといったものからもっと現実的にはカワウソ等が該当します。
かれらの体は細長くないですが、泳いでいるときの軌跡や数頭の群れで泳いでいる場合は細長い生物に錯覚する可能性があります。
夢のあるものとしてはやはりオゴポゴ、マニポゴ同様に絶滅種のバシロサウルス、また夢もあり現実感もあるものとして前出の巨大ウナギを候補に挙げておきましょう。
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