(image credit by Larry Brown)
■体の半分がスケルトンの謎の魚メキシコ沖でマグロ漁の際、たまたま奇妙な魚が捕獲されました。
体が左右に扁平した楕円形の魚で、体長は10センチ程度、よく目にするありきたりのシルエットです。
しかし、口先からエラ部分ぐらいまでは通常の魚のように金属光沢に輝いているものの、そこから後ろ半分はほとんど透明で体が透き通っています。
こいつは珍しい!と乗組員はサンディエゴにあるハッブス・シーワールド研究機関 (Hubbs-SeaWorld Research Institute) にこの魚を持っていくことを計画しました。
ところが帰港する前に優しき乗客がこの珍しい魚を海に帰してしまったそう。
雲行きが怪しくなってきました。
UMA捕獲時の話によくある、「研究機関に持っていく前の紛失・逃走」です。
残念、証拠は全部失われました、あるのはわたしの証言のみです、信じてください、、、というのが定番です。
が、写真だけは撮っておきました。
この魚の特定を依頼された太平洋沿岸の魚類の権威にして壮大な魚類文献の著者である、ミルトン・S・ラヴ (Milton S. Love) 氏ですが、よく分からなかったそうです。
そのため、熱帯魚類に詳しいH.J.ウォーカー (H.J. Walker) 氏とロス・ロバートソン (Ross Robertson) 氏に問い合わせたところ、この魚がなんであるか特定できました。
おそらくニザダイ科の仲間で、アカツキハギ (Acanthurus achilles) か メガネクロハギ (Acanthurus nigricans) のいずれかの幼魚ではないかということです。
(参照サイト)
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