(image credit by Science alert)
■未来のオフィスワーカーをシミュレート ~ エマ
労働時間のほぼすべてをPCの前で過ごす未来のオフィスワーカー「エマ (Emma)」。
姿勢も顔色も薄気味悪い等身大の人形です。
これは100年後、200年後という遠い未来ではなく、今からわずか20年後のオフィスワーカーの姿です。
エマは「未来の職場の同僚 (The Work Colleague of The Future)」と題されたレポートに登場する人物です。
このレポートは、フランス、ドイツ、イギリスの3000人のオフィスワーカーのデータを集めシミュレートしたものです。
このシミュレートを指揮したのは行動未来学者、ウィリアム・ハイアム (William Higham) 氏と健康のエキスパートチーム。
オフィスでの長時間労働が、いかに人体に悪影響を与えるか、現在のオフィス環境を変えていかない限り、エマのように前かがみに変形した背骨、腫れた足首、荒れた皮膚、肥満、静脈瘤、ドライアイになってしまうと彼らは警告します。
しかし、現在でも似たような環境で20年以上オフィスワーカーに従事している人はたくさんいるはずで、エマのような労働者が相当数出ていてもおかしくないはずですが?
実はこのレポート、オフィス家具を販売するフェローズ (Fellowes) 社がハイアム氏らに委託したもので、現状のオフィス家具を自社製品に置き換えるべく宣伝あることは確実です。
とはいえ、まったく的外れなシミュレートというわけではないですし、経営者にとっても一考の価値はあるでしょう。
(参照サイト)
Science alert
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