■森の守護霊であり人間にとっては悪霊でもある ~ トール・マン
今回はトールマン (Tall man)。
直訳すると「背の高い人 (男)」ですが、ここでいうトールマン人間ではなくUMAもしくはゴースト (スピリット) 的な存在に使われる呼称です。
近年、インターネットミームで広がったレイク (レーキ) やスレンダーマンとも密接に繋がっていると思われ、特徴も似通っています。
このトールマン、元々はアメリカ、サウスダコタ州の先住民族、ダコタ族とラコタ族に伝わる謎の生物で身長は低くても7フィート (約2.1メートル)、一般的には12~15フィート (約3.6~4.5メートル) と背の高い人間の誤認とは到底思えない高身長です。
大きく分けて3タイプのトールマンが存在します。
ひとつは背が高いもののガリガリに痩せて、手足が異様に細長いタイプのものです。
その歩様 (ほざま) はぎこちなく、まるで竹馬に乗った人間のような動きだとも言われています。
主に森の中で目撃されるこのトールマン、黒のストーブパイプハット (シルクハットの一種) を被り、スーツに身を包んでいることから森を歩く場違いな伯爵もしくはジェントルマンといった風情です。
しかし背が高すぎる以上に彼には奇妙な特徴があり、鼻と口はなく人間をマインドコントロールする能力にたけているといわれています。
もうひとつのパターンは毛むくじゃらで悪臭を放つタイプです。
UMAでいう獣人タイプ、というか獣人そのものです。
赤くぎらつくその目と相まって、目撃されるのもアメリカでありビッグフットとの身体的な差異はありません。
そして最後のタイプはウォーキング・サムと呼ばれるタイプのトールマンです。
トールマンはいずれもパラノーマル感の強いUMAですが、ウォーキング・サムは特にそれが顕著で、かつ質 (たち) が悪く、ネット上に現れ特に精神的に苦しむ若者たちを欺き自殺へ導く邪悪な存在といわれています。
1つ目と3つ目のトールマンはマインドコントロールという特性を持つことから似たタイプといえます。
おそらくは元となるのは1つ目のタイプで、ネット社会の現代版で形を変えたものが3つ目のウォーキング・サムかもしれません。
2つ目に関してはひとつだけ全く異なるタイプに感じますが、これは先住民族の言葉を英語に訳すときに誤訳した可能性が高いといわれ、「背の高い人」という意でいったものを「背の高い (tall) ⇒ 大きい (big)」と誤訳し、「大きな人 ⇒ 巨大な類人猿 ⇒ ビッグフット」のように伝言ゲーム失敗の可能性が高いようです。
まあネット普及により現代的なアレンジはあるものの、トールマンは森の守護霊という一面を持つものの、「森を彷徨う以上に背の高いマインドコントロールに長けた怪物」というのが実像に近そうです。
故に基本的には邪悪な存在と考えていいでしょう。
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