2024年4月2日火曜日

21世紀でも目撃が続くリベリアの恐竜系UMA ~ グバハリ (バーハイ)


■リベリアの恐竜タイプUMA ~ グバハリ (バーハイ)

グバハリ (or バーハイ, Gbahali) は西アフリカのリベリア共和国で目撃されるUMAです。

完全に陸棲のものと半水棲の2タイプが存在し、陸生タイプのものは洞窟に、半水棲タイプのものは河川や湖のほとりに生息しているといいますが、両者は異なる生物を指している可能性があり、今回は後者の半水棲タイプのグバハリの紹介です。

グバハリはUMAの分類上、アフリカのUMAに多い恐竜タイプにカテゴライズされていますが、実際のところはかなり現実的なようでオオトカゲとクロコダイルのハイブリッド的な姿をしているようです。

先住民族たちの目撃証言によれば、短い吻の頭部や体つきはオオトカゲに似ており、四肢はクロコダイル的だといいます。

(ナイルワニ)
(original image credit by Wikicommons)

体長は25~30フィート (約7.5~9メートル) と巨大ではありますが、アフリカ最大のナイルワニ (Crocodylus niloticus) の最大個体を少し上回る程度、大きさ的にも現実味があります。

また、先住民族の民間伝承で伝わるUMAの場合、超自然的な力が備わっている (と信じられている) ことが多いですが、グバハリにはそういった能力はみられず、あくまで現地では巨大で危険な生物という存在で、ナイルワニと同等の扱いのようです。

と、かなり存在を期待させるUMAです。

未発見の巨大爬虫類でしょうか。

アフリカに生きている恐竜 (もしくは恐竜に似た生物) を求め探索隊が組まれたりしていたのは随分と前のことで最近ではさっぱりで新しい情報が入ってきませんが、グバハリについては2000年以降の情報も入ってきています。

というのもアメリカの宣教師ジョン・マーク・シェパード (John-Mark Shephard) さんがグバハリでの現地の情報を集め、アメリカ人の未確認動物学者ローレン・コールマン (Loren Coleman) さんに情報を提供しているからです。

そういった経緯もあり、2016年というかなり最近にテレビ・パーソナリティびポール・マンジーム (Paul Mungeam) さんがシェパードさんを伴い現地調査がなされたりもしました。

グバハリを実際に目撃することはできませんでしたが、現地の人々がグバハリを実際に認知しており、かれらの生活圏内と思われるカハイ川 (Kahai River) に近づくのを恐れていることも分かりました。

以前にはグバハリを川で殺し食料にしたこともある、という猟師もおりクロコダイルのように水棲のようです。

単にナイルワニの大型個体を誤認しただけでは?とやはり思ってしまいますが、住民たちの目撃者は一貫しておりグバハリは「ワニよりも体が大きく頭部はオオトカゲに似ておりワニではない」と比較したうえで異なる動物と認識しているよのが心強いです。

(ナイルオオトカゲ)
(image credit by Wikicommons)

ちなみにアフリカ大陸において最大種のトカゲはナイルオオトカゲ (ナイルモニター, Varanus niloticus) で最大で8フィート (約2.4メートル) オーバーの個体が捕獲された実績があります。

こんな感じで、半水棲の巨大なオオトカゲや吻の短い巨大なクロコダイルを彷彿とさせます。

いずれにしても証言通りの生物であれば新種間違いないでしょう。

(ポストスクス)
(image credit by Wikicommons)

と、せっかくここまで来ながら、なぜかグバハリの正体を三畳紀の「北米」の大地を歩いた絶滅爬虫類ポストスクス (Postosuchus) になっているのがUMAらしいところです。

ポストスクスは恐竜に似た姿の爬虫類で体長は20フィートとグバハリを一回り小さくした感じ、まあ大きさ的にはだいたい同じですし、復元された姿も確かにグバハリを彷彿とさせます。

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2 件のコメント:

  1. リビアとリベリアって別の国じゃないですか?タイトルと本文で異なっていますが…

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  2. ご指摘ありがとうございます!
    直しておきます、リベリアが正解です

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