■ジョージア州に現れた小型獣脚類 ~ ジョージア・ラプトル
ネッシーブームの影響で1980年代頃までは恐竜たちと共に絶滅した巨大海生爬虫類に似たUMAが世界中のいたるところで目撃されました。
1990年代に入り、映画ジュラシック・パークがヒットするや今度は本映画の主役たちのひとつであった陸生の小型獣脚類のUMAの目撃が増えるようになります。
陸棲のUMAはジュラシック・パーク以前から目撃がありましたがティラノサウルス・レックス (Tyrannosaurus rex) のような大型の獣脚類であったり、ブラキオサウルス (Brachiosaurus) のような恐竜の中でも大柄な竜脚類であったりしました。
ジュラシック・パークに登場した小型獣脚類はヴェロキラプトル (Velociraptor) でしたが体高など明らかに大きく描きすぎており、実際はデイノニクス (Deinonychus) をモデルにしていたといわれています。
いずれにしても小柄な獣脚類を人気者にしたジュラシック・パークの影響たるや本当に凄まじいです。
この話の流れからもわかる通り今回の主役はもちろん小柄な獣脚類のUMAです。
アメリカ、ジョージア州で目撃されその姿がジュラシック・パークに出てきたヴェロキラプトルに似ているためジョージア・ラプトル (Georgia Raptor) と呼ばれます。
目撃者は18歳の青年でした。
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「2008年7月25日、真夜中の3時過ぎのことです。
当時わたしは18歳で、祖父と共にハンティングのためにジョージアの森に訪れていました。
祖父がよく知っているシカがよく現れるポイントに向かって歩いていました。
真夜中の森には多くの動物たちの鳴き声がこだまします。
そんな動物たちの声を聴きながら進んでいた時のことです。
茂みの揺れる音が聞こえ、何かがわたしたちの進行方向に続く山道の前に現れました。
距離にして150ヤード (約137メートル) ぐらいだったと思います。
夜の森は真っ暗ですが遭遇したものがどのような生物であるか詳細に説明できます。
わたしの目が見開きました、それは恐怖からではなく驚愕からでした。
祖父とわたしは凍り付きました、信じてもらえないでしょうがそこに現れたのはジュラシック・パークに出てきたあの小柄な獣脚類にそっくりの生物だったのです。
その生物はトカゲのようなシルエットをしており、後肢二本で立ち、前肢は短く長い尾を持っていました。
後肢には大きな、前肢には小さなかぎ爪がついているのがわかりました。
体高は5フィート (約1.5メートル) ほど、上空を見上げクンクンと臭いを嗅いでいるようなしぐさをし、すぐに茂みの中に姿をくらませました。
その生物はとても敏捷性に優れたように見えたため、茂みに消えてからも安全と思うまでわたしたちはその場からしばらく動かず、その後車に戻りました。
わたしはゴーストや未確認生物、超常現象なんて全く信じていませんでしたし、今でもゴーストの存在なんて信じていません。
ただこの一見以来、現代でも知られていない生物が存在することは確信しました。
これがその時体験したすべてです、奇妙に聞こえるかもしれませんが、自分の見たものはなんであるか分かっています」
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真夜中で150ヤードも先の動物をここまで詳細に観察できるのかがやや疑問ですが、ハンティングに来ていたので双眼鏡かなんかを通して見たのかもしれません。
裸眼で観察したとすれば他の野生動物を誤認した可能性も考えられます。
その場合はたまたま二足立ちしたシカであったり、北米でよく報告のあるファントム・カンガルー (動物園等から脱走し野生化したカンガルー等) なんかも候補です。
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