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2024年3月10日日曜日

コロンビアの川にイグアノドンが棲んでいるらしい ~ リオ・マグダレナ・モンスター


■コロンビアの川にイグアノドンが棲んでいるらしい ~ リオ・マグダレナ・モンスター

南米大陸は日本の面積のおよそ47倍、それに対して人口は日本の3.4倍しかありません。

世界的に見ても人口密度の上位にランクインする日本と比べるのもなんですが、まぁ日本と比べればスッカスカで未開な地域も多く今後もUMA目撃情報の期待のできる土地です。

さてそんな南米の中から今日はコロンビアのUMAを紹介しましょう。

現在でも超大型竜脚類の化石がぼっこぼっこ発掘される土地柄ということもあって、南米のUMAはやはり恐竜系が似合います。

但し、アフリカ大陸に次ぐ恐竜系UMAのメッカというものの、アフリカのそれのようにモケーレ・ムベンベ (「川の流れを堰き止めるもの」の意) やコンガマトー、ムビエル・ムビエル・ムビエル (「背中に板を生やした動物」の意) といった固有のニックネームで呼ばれることは少なく、単に「目撃された土地名 + モンスター」や「目撃された土地名 + 実在した恐竜名」といった味気ないものが多いです。

以前に紹介したボリビアのマディディ・モンスターなんかもそんな感じ。

さて今回紹介するリオ・マグダレナ・モンスター (Rio Magdalena Monster) は直訳すると「マグダレナ川の怪物」という意味で同じような命名法です。

その名の通りリバー・モンスターです。

マグダレナ川は全長1540キロメートル、その河口はカリブ海に注ぎます。

200種以上の魚が生息し豊富な水産資源を有するこの河は先住民族らに「魚の川」を意味する「アーリ (Arli)」と呼ばれます。

またマグダレナ川 ((Rio Magdalena) というスペイン語の呼び名は新約聖書に登場しイエスに付き添った「マグダラのマリア (Maria Magdalena)」に由来することから、この河が神聖視されていることが分かります。

この河でUMAが目撃されたのは1921年、100年以上前のことですね。

まず目撃された詳細な場所は分かっておらず、リオ・マグダレナ (マグダレナ川) の「どこか」ということです。

さらに目撃したのは「とある旅行者」でありその人物の名も分かっていません。

UMAという性質上、目撃情報が少ないのは珍しくありませんが、それを差し引いてもリオ・マグダレナ・モンスターの目撃証言は随分と心もないものです。

その匿名の目撃者によれば「怪物」はイグアノドン (Iguanodon) に似ていたといいます。

現在ほど恐竜の分類が進んでいなかった当時、恐竜の化石発掘の黎明期からもっとも有名な恐竜のひとつであったイグアノドンに似ているというのは単に「恐竜のような大きな生物」を目撃した、ぐらいの感覚と考えていいでしょう。

(19世紀に描かれたイグアノドンの復元図)
(image credit by Wikicommons/Public Domain)

というのもイグアノドンの発見当時の復元と現代の復元では大きく異なり、現代人が思い描くイグアノドンとは大きく異なるからです。

ではその正体はなんであるか考えてみましょう。

まずUMAファンとしての理想は大型恐竜サイズの未知の生物が生息していることです。

恐竜が生き残っているとは考えにくいですが未知の大型の哺乳類が生息ている可能性はゼロではありません。

では既知生物の誤認の可能性はどうでしょう?

イグアノドンの旧復元は現代のそれとは大きく異なり、大型の哺乳類然としたシルエットを持ちます。

目撃者が「旅行者」であることもポイントで、土着の人にはそこまで珍しくない、もしくは既知の生物であっても旅行者にとっては初めて出会う生物であったためイグアノドンと誤認した可能性もあります。

(現在のイグアノドンの復元図)
(image credit by Wikicommons)

現代であれば「カバ (Hippopotamus amphibius)」を誤認した可能性が考えられます。

カバはアフリカ大陸固有の生物でありもともと南米大陸には生息していませんが、現在では麻薬王パブロ・エミリオ・エスコバル (Pablo Emilio Escobar) の私設動物園から脱走したカバたちが野生化し繁殖を続けているからです。

しかも繁殖している先は今回話題にしているマグダレナ川というのも好都合、カバが生息しているはずもないこの河でカバに遭遇しようものならUMAと勘違いし「恐竜を目撃した!」と騒ぎ立てても決しておかしくはありません。

それではカバで決まり!といいたいところですが、このエスコバルのカバが南米に連れてこられたのは割と最近 (1980年代) であることから残念ながら (?) 今回は候補としては除外となります。

(メガネグマ)
(image credit by Wikicommons/Public Domain)

ということで既知動物の誤認候補としてはそのシルエットからメガネグマ (Tremarctos ornatus) を挙げておきましょう。

南米唯一のクマであり最大個体は2メートル超、200キロにも達し当時のイグアノドンの復元ともそこまでかけ離れた存在ではありません。

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4 件のコメント:

  1. 今日たまたま初めて見つけたブログが久々の更新でしたね、なんだか運命的です
    他のページも見させていただきます!!

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  2. 久々の更新有り難いです🐸
    UMAファン時代から観覧しています
    応援しています
    失礼致しました

    返信削除
  3. 気付かない間に、まさかこんなに多くの更新があるとは思いもよりませんでした。
    ナムさんはお元気でしたか?
    何かあったのかと心配していましたが、記事が更新されていてとても嬉しいです。
    ナムさんの知識と記事の読みやすさは、他のどのライターやユーチューバーよりも優れています。
    少々下世話な話かもしれませんが、お金を払ってでも読みたいと思うほどです。
    ナムさんの健康と日々の生活が安定していることを心より願っています。どうかご自愛ください。

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  4. ひでさん、お久しぶりです。体長は全く問題ないです、他にもやっていることがあるので、こちらのブログに注力できなかっただけで、今後はこちらに力を入れていく予定です。
    突如更新が止まると安否を気遣われてしまうので(笑)、くりぷとの公式X (旧ツイッター) かインスタを連携させようかと思ってます

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