(image credit by Valeria Machado via Brazil Weird News)
■半鳥・半獣の謎の死骸 ~ アルゼンチニアン・グリフォン
ワシの頭とライオンの体を持つ神話上の生物、グリフォン (Griffon)。
名前を聞いてピンとこなくてもその姿を見れば、ああ、あれね、とほとんどの人にその姿に馴染みがあるでしょう。
2種類の動物の特徴を併せ持つ、いわゆる典型的な「ハイブリッド」です。
そんな神話上のグリフォン (グリフィン) に似た生物が見つかったことがあります。
それはアルゼンチン、ミシオネス州 (Misiones) のガルアペ (Garuhape) で発見されました。
大きさは23インチ (約58センチ) とのことですが、空き瓶の蓋らしきものにすっぽり収まっていることからおそらく23ミリの間違いではないかと思われます。
吻部はクチバシ状で鳥っぽく、体は四肢動物を思わせるので確かにグリフォン的なシルエットに見えます。
(グリフォンをかたどった風見鶏)
伝説のグリフォン (グリフィン) の赤ちゃん?
見つけたのは地元の学校に通う学生のヴァレリア・マチャド (Valeria Machado) さん。
自宅においてあったフルーツバスケットの下で発見したといいます。
「最初見たときは鳥かしら?そう思ったんだけど、すぐにその生物の耳に気付いたの、お母さんも一緒よ。
だからきっと突然変異の生まれたてのラットに違いないわ」
吻部の毛が取れて骨がむき出しになっており、それがちょうどクチバシのように見えるため頭部の印象は鳥です。
しかしヴァレリアさんが言うように後頭部に耳らしきものがあります。
前肢2本ははっきり確認でき、後肢も体に対してまっすぐに後方に伸びて重なっているだけで2本あると思われるため、四肢動物であることが分かります。
また尾部から細長い尾も確認できます。
ヴァレリアさんが言う突然変異かどうかは分かりませんが、門歯の形状からネズミ (ラット or マウス) の赤ちゃんで間違いないと思います。
(ドブネズミ (Rattus norvegicus) の成体の骨格)
(参照サイト)
Brazil Weird News
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿