2020年2月14日金曜日

インドの地下100メートルの洞窟で巨大な洞窟魚を発見

(image credit by Daniel Harries)

■インドで巨大な洞窟魚を発見

インド東部のメーガーラヤ州 (Meghalaya) には地下300フィート (約91メートル) 以上に位置するウム・ラダウ洞窟 (Um Ladaw Cave) という巨大な地下洞窟があります。

100メートル近い高さゆえ、この秘境にたどり着くには命がけです。

更に悪いことに季節風の吹く雨季は洞窟内は水で溢れかえり、あらゆる生物の侵入を阻みます。

ウム・ラダウ洞窟は冬の乾燥したわずかな時期のみ人類が到達できる秘境中の秘境です。

そんな秘境にはやはり秘境にふさわしい生物が似合います。

そしてそんな生物が発見されました、巨大なブラインド・フィッシュです。

色素を失った青白い体色、退化した目、その姿は洞窟魚の多くがもつ特徴ですが、その大きさは洞窟魚としては規格外です。

平均で体長13~14インチ (約33~36センチ)、はかりを持参していなかったため体重は推測になりますが2ポンド (約900グラム) 以上はあったといいます。

洞窟魚としてはおそらく最も有名なもののひとつ、メキシコのブラインドケーブ・カラシン (Astyanax jordani) は8センチ程度しかありません。

体長だけで言えばブラインド・スワンプ・イール (Ophisternon infernale)、ブラインド・ケーブ・イール (Ophisternon candidum) はそれぞれ最大33、40センチに達しますが、細く華奢な体つきで、体重は今回発見された洞窟魚に遠く及びません。

それも当然で、洞窟内の限られた資源だけで大きく成長することは困難だからです。

にも関わらず、今回発見された巨大な洞窟魚はいったいなにを食べてここまで成長できたのか?

おそらく植物食だが、それが何であるかは現時点ではわからない、ということです。

動画を見れば分かりますが完全な漆黒に生息しているにも関わらず動きは敏捷、水中に指やブーツを入れると素早く噛み付いてきます。

この巨大な洞窟魚の目は表面上、完全に退化していますが、照明を点けた途端逃げていったといい、光を感じることができるのは確かなようです。

この洞窟調査を指揮した生物学者ダニエル・ハリーズ (Daniel Harries) 博士はこの洞窟魚がコイ科のゴールデンマハシール (golden mahseer, Tor putitora) と密接な類縁関係にあるのは確実だといいます。

ゴールデンマハシールはヒマラヤ地域の淡水湖や河川に生息する最大2メートル (注1) を超す巨大魚で、ハリーズ博士曰く、2種の違いは洞窟魚が「色素沈着がないこと、目が退化していること」だけだそうです。

(注1)体長9フィート (約2.74メートル) の記録がありますが、本当かどうか、、、

(参照サイト)
NATIONAL GEOGRAPHIC
DAILY MAIL

(関連記事)
 リアル・ドラゴン・ベイビー ~ オルム (ホライモリ)

 ミミズにしか見えない両生類 ~ アシナシイモリ


 頭部にサイのような背ビレを持つイルカ ~ ライノ・ドルフィン


 ウッタラーカンドの恐竜のミイラ

 中国で捕獲された生きているヒューマノイド生物




0 件のコメント:

コメントを投稿