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2024年6月7日金曜日

博物館にも展示中、伝説の超巨大ウシガエル ~ コールマン・フロッグ


■伝説の超巨大ウシガエル ~ コールマン・フロッグ

現生最大のカエルはゴライアスガエル (Conraua goliath)、稀にゴリアテガエルと呼ばれます。

中部アフリカのギニア湾に面するカメルーン共和国と赤道ギニア共和国の限られた地域に生息し、絶滅も危ぶまれている希少種です。

体長32センチ、体重は3.5キロまで成長する巨大ガエルで、1989年に捕獲された個体は36.83センチという記録があります。

筋肉質のよく発達した後肢は長く、後肢を延ばした全長は80センチを超えます。

(ゴライアスガエル)
(image credit by The Zoological World)

約7000万年前までマダガスカルに生息していたベールゼブフォ (Beelzebufo) が体長42.5センチと見積もられ発掘当時 (2008年) 史上最大と謳われていましたが、現在では驚きの下方修正が加わり、実際は23センチ程度とゴライアスガエルをかなり下回るようです。

ベールゼブフォは大きく見積もられていたことから、体重も4キロ超で体長も体重も史上最大のカエルと君臨していました。

この3.5~4キロ付近の壮絶なトップ争いをあざ笑うとんでもないカエルがかつて存在していたといいます、コールマン・フロッグ (Coleman Frog) です。

1885年、フレッド・コールマン (Fred Coleman) 氏がカナダのキラーニー湖 (Killarney Lake) でボートに乗っているとカエルがボートに飛び乗ってきたといいます。

コールマン氏は当初「普通のウシガエル」だと思ったといいます。

しかしそれは「普通」ではありませんでした。

カエルはなぜか鳴き続けるのでお腹を空かしているのかと思いましたが、もちろん昆虫のようなカエルが欲しがる食べ物は持っていません。

仕方なしに手持ちの人間の食料を与えるとカエルは食べました。

カエルは湖に戻っていきましたが、翌日、またコールマン氏が湖を訪れボートに乗っていると再びカエルが現れ、食事をねだりにボートに飛び乗ってきたといいます。

幼体だったのか、それとも実は未知種だったのか、それは分かりません。

カエルは日に日に成長していきました。

とにかく食欲旺盛で、コガネムシはもちろんのこと、コーンミールやベイクドビーンズ等の人間が食べるものに加え、ウイスキーやバターミルク・トディ等のアルコール飲料まで何でも食べました。

そしてコールマン氏に懐いたカエルは、呼べばやってくるほどでした。

どんどん成長するウシガエル、コールマン氏と出会って8年後、その重さは42ポンドに達しました、、、キ、キ、キロに直すと?

19キログラムです。

あり得ない!!!とあなたが大声で突っ込む間もなくダイナマイトで爆死!

状況はさっぱり把握できませんが、とにかくコールマン・フロッグはダイナマイトの誤爆により死んでしまいました。

(コールマンとコールマン・フロッグをあしらったポストカード)
(image credit by Wikicommons)

粉微塵に吹き飛んだかと思いきや、そんなことはなくコールマン氏は剥製師に依頼し亡くなったカエルを剥製にしてもらいました。

コールマン・フロッグは現在カナダのニューブランズウィック州にある「フレデリクトン・リージョン博物館 (Fredericton Region Museum)」に展示されています。

尚、博物館側はDNA鑑定を断固拒否しており、その剥製の真贋についての議論はご法度でございます。

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2 件のコメント:

  1. >ウイスキーやバターミルク・トディ等のアルコール飲料まで何でも食べました。
    とてつもなく胡散臭いですねw

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  2. 村興し臭が漂う話ですね。しかし誤爆で死亡てなかなかのパワーワード!

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