■凍り付く恐怖の鳴き声 ~ オザーク・ハウラー
なんか前に書いたような記憶があるのですが、自サイトを検索しても出てこないので紹介します。ダブってたらごめんなさい。
オザーク・ハウラー (Ozark Howler)。
アメリカ、アーカンソー州のオザークのUMAで、ハウラーとは「吠えるもの (生物)」みたいな意味なので、「オザークの吠える生物」みたいな意味です。
同じくアーカンソー州のUMA、ゴウロウ (Gowrow) もオザークで目撃され、ゴウロウもまたその特徴的な咆哮から命名された、という共通点があります。
ゴウロウが巨大なトカゲに似た爬虫類的UMAに対し、オザーク・ハウラーは哺乳類的な特徴を持ったをしたUMAです。
(出所不明のオザーク・ハウラーの写真、専らフェイクと語られています)
このUMAの姿は諸説あり、クマ、オオカミ、ピューマ、ネコ、イタチ、もしくはそれらいくつかをかけ合わせたようなハイブリッド、更にそれらの動物には角はありませんが、頭部に角も有しているという目撃情報が主です。
体長は上記いずれの姿であっても大きなクマほどの大きさがあり、全身黒い毛 (赤みがかった毛という目撃もあり) で覆われ、赤い目をしています。
一般的には角を有した巨大なハイエナやオオカミといった感じで知られています。
ハウラーと呼ばれる所以となった特徴的な鳴き声をもつことで知られ、ハイエナやオオカミの遠吠えをミックスしたような奇妙で恐怖を与える音を発します。
UMA定番の絶滅種の生き残り説もあり、ハイエノドン (ヒアエノドン) をその正体とする説もあります。
ハイエノドンの最大種ハイエノドン・ギガス (Hyaenodon gigas) は体長3メートル、500キロにも達しました。
オザーク・ハウラーは野生動物の聞きなれない人が、オオカミ等の遠吠えや鳴き声から創造してしまったり、目撃情報にしても見慣れていない動物を誤認し、オザーク・ハウラーの伝承に紐づけてしまったものも含まれていると考えられます。
角は生えていませんが、ひとつの候補としてはピューマが挙げられています。
ピューマはアーカンソー州には生息していないと考えられていたものの、実際には森に仕掛けたトレイル・カメラに映っていたことが確認されており、生息域を外れアーカンソー州にもいくつかの個体が紛れ込んでいるようです。
尚、かなり古い情報となりますが、19世紀初め頃、ダニエル・ブーンなる人物によりオザーク・ハウラーを射殺した、という記録があるようです。
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