■水かきをもつ犬は存在する? ~ アジュール
久しぶりにアフリカからのUMA。
アフリカのUMAといったらそりゃ恐竜系、、、といいたいところですが今回のは違います。
サハラ砂漠周辺の北アフリカには奇妙な姿のアジュール (Adjule) と呼ばれるイヌ科動物を彷彿とさせるUMAが目撃されるといいます。
先住民族にはケルブ・エル・ケラ (or ケルベルケラ, Kelb-el-khela) と呼ばれているようです。
体高は2.5フィート (約75センチ)、体重45ポンド (約20.5キロ) と全く普通の大型犬サイズです。
アジュールは群れで暮らし協力して狩りをするといわれ、そういった習性も既知のイヌ科動物、特にオオカミ的な動物を彷彿させ存在しても全く不思議ではありません。
但し、その姿はほんの少しだけ変わっており、やや青みを帯びた深紅色の毛皮を持ち、更に特異なのは足に水かきがついているということです。
砂漠周辺に生息しながら水中生活に特化しているということを示唆します。
んで、ここら辺からがUMAならではなのですが、アジュールは特殊なフェロモンを有しており、このフェロモンは部族間に大きな不和をもたらし、災いの源となると信じられています。
とこんな感じでまあUMAにこの程度の逸話はよくありますし、足の水かきさえ無視すれば全く存在してもおかしくありません。
このUMAの身体的特徴として水かきが重要なポイントですから無視していいのかって話ですが。
(リカオン)
(image credit by Wikicommons)
さてこのアジュール、これは実在のイヌ科動物が元になっていると考えられています、リカオン (Lycaon pictus) です。
リカオンはアフリカに生息するイヌ科動物の最大種で、体高も体重もまさにアジュールそのものです。
さすがに赤い毛皮を纏ってはいませんが、体色は個体差がありアジュールの不思議な色合いもここから来ているかもしれません。
さらにリカオンは強い体臭を放つといわれ、この特性も先のフェロモンの逸話を生み出す要因となった可能性があります。
1990年代を最後にこの災いをもたらすアジュールの目撃は絶えて久しいといわれていますが、実際、アフリカ大陸北部に生息していたリカオンは既に絶滅したと考えられており、これまた一致、アジュールはリカオンのことを言っていた可能性がやはり高そうです。
但し水かきだけはどうにも説明がつきませんが、もしかすると泳ぎが上手いのかもしれません。
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タイトル画像、ドイツポインターみたいですね。あいつら水掻き大きいんですよね。
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