■フロリダに現れるクマイヌ ~ オケフェノキー・スワンプの野獣
オケフェノキー湿地 (オケフェノキー・スワンプ, Okefenokee Swamp) はアメリカ、フロリダ州とジョージア州に跨る巨大な湿地帯です。
オケフェノキーとは先住民族、マスコギ語族の "oki fanôːki" に由来し「泡立つ水」を意味するといいます。
この広い湿地帯、どれぐらい広いのかというと、日本でよく例えられる東京ドーム換算で約3万8千個分に相当、って余計訳が分かりませんね、香川県とほぼ同じ大きさです。
さてこの湿地帯ではオケフェノキー・スワンプの野獣 (Beast of Okefenokee Swamp) と呼ばれるUMAが目撃されます。
この野獣の体長は6~7フィート (約1.8~2.1メートル)、分厚い茶褐色の毛皮で覆われています。
がっしりとした体躯に見合うその四肢は棍棒のように太くクマのそれに似ています。
しかし顔はイヌに似ており、ネコ科動物を思わせる細くて長い尾を持ちます。
体長もそして体の特徴もそれほど突飛な部分はなく実在しても決して決して不思議ではありませんが、そのすべての特徴を兼ね備えた既知生物は思い浮かびません、だからUMAなんですけどね。
目撃証言で「クマほどの大きさ」と「細長い尾」が同時に出てくることで、この動物を同定する妨げとなっているようです。
いずれのクマもネコのような長い尾は持ちません。
UMA的に考えれば「大型ネコ科動物のような長い尾を持ったクマ」か「クマほどもある大型のネコ科動物」ということになり、いずれであっても新種ということになります。
この野獣に遭遇した瞬間、みな一様にクマだと思うようですが、それはフサフサの毛と巨躯によるもののようです。
敢えて候補を挙げるとすれば生息域から若干外れるものの、アメリカを代表し北米大陸に広く分布する大型ネコ科動物のピューマ (Puma concolor) でしょうか。
ピューマの飛び抜けて大型化した個体、もしくは突然変異的に毛の長い個体であれば怪物として認識されるかもしれません。
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