■湖に巨大なタコが潜んでいるらしい ~ デビルズ・レイク・モンスター
アメリカ、オレゴン州のリンカーン・シティにデビルズ湖 (Devils Lake) という湖があります。
日本語なら「悪魔の湖」であり物騒な響きですが、これは先住民族に伝わる湖の人食い巨大魚 (またはタコに似た怪物) に由来します。
ちなみにノース・ダコタ州にも同名の湖があります。
巨大な湖が多い北米においてこのデビルズ湖は周囲3マイル (約4.8キロ) ととても小さな湖で、しかも最大水深21フィート (6.4メートル)、平均深度は8.4フィート (約2.6メートル) しかありません。
この湖は海岸からわずか440フィート (約130メートル) しか離れておらず、この湖と太平洋を結ぶディー・リバー (D River) は世界一短い川です。
こんな小さな湖にもかかわらず、多くの溺死者を出したといわれ、それはこの湖に生息するデビルズ・レイク・モンスター (Devils Lake monster) の仕業だと信じられています。
その怪物の姿は巨大魚、首長竜、シーサーペント (巨大海蛇)、巨大ダコ等一定しておりませんが、レイク・モンスターとしては極めて珍しい巨大ダコ説があります。
タコやイカといった頭足類は史上一度も淡水に進出したことはなく、UMAといえど頭足類系レイク・モンスターは同国オクラホマ州の3つの湖で目撃されるオクラホマ・オクトパスぐらいしか存在しません。
デビルズ湖は前述の通り海からかなり近いですが淡水湖であり、実際、ニジマス、ナマズ、オオクチバス等の淡水魚が豊富に生息しフィッシングスポットとしても大変人気があります。
100メートルぐらい歩けば海釣りまでできてしまうという釣り好きにはたまらないスポットです。
と、話が少しそれましたが、デビルズ湖は淡水湖ですから頭足類が生息していた場合、怪物的な大きさをしていようがふつうサイズであろうが大きさに関係なく生息している時点でUMA確定となります。
さてこの大ダコ、先住民族が小舟に乗っているときに何度も襲われたという伝説があるそうです。
シーサーペント系の目撃があるのは大ダコの腕をヘビと見誤ったとも考えられます。
さて、そんな夢のようなUMA、デビルズ・レイク・モンスターですが、目撃情報は途絶えて久しく「悪魔の湖」という名とは裏腹にとても綺麗なこの湖は釣りやキャンプとレジャーで大賑わいのようです。
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