南米パラグアイの変態、もとい伝説のUMAポンベロが撮影されました。(動画を貼り忘れてUPしていました。動画は本文最下部にあります)
ポンベロ?
そもそもポンベロってなにんだよ、とお思いの方も多いかもしれません。
ポンベロ (Pombero) とはパラグアイに古くから伝わるUMA、というか民間伝承的な生物で、日本でいうと「河童 (Kappa)」がかなり近い存在じゃないかな。
パラグアイのUMAというよりはパラグアイ発祥の生物といった方が正確で、パラグアイに限らず南米ほぼ全土、特にブラジルやアルゼンチンでは非常に高い知名度を誇ります。
人間よりも小柄なヒューマノイドで直立二足歩行し、UMAでいえばビッグフット等と同じ獣人にカテゴライズできるでしょう。
話はちょっと逸れますが、日本で「カエル男 (Loveland Frogman)」「ヤギ男 (もしくはヒツジ男)(Goatman)」「蛾男 (モスマン, Mothman)」「トカゲ男 (Lizardman)」等、数えきれないほど「〇〇男」とつくUMAがいますが、これは英語の「~man」という名をもつUMAを訳したものです。
「man」を「男」と訳していますが、実際のところこの「man」は性別の「男 (性)」の意というよりは「人」とか「人間」の意に近いと思われます。
「カエル男 → カエル人間」「ヤギ男 → ヤギ人間」「蛾男 → 蛾人間」「トカゲ男 → トカゲ人間」と言った感じですね。
一応、UMAも一種の「未知の野生動物」という定義的側面もありますから、「男性 (オス)」だけでなく「女性 (メス)」もいるのが自然ではあります。
といいつつも、まあ目撃スケッチ等を見ればまさに人間基準では「男」っぽい風貌をしており、「〇〇男」という命名に違和感はまったくないのですけどね。(笑)
さて、なんでこんな話をしたかというとポンベロはそんなUMAの世界ですら両性あるべきという定義から外れ、どうやら「男」しかいないっぽいのです。
多くの場合、ポンベロは「人間に危害を加えないいたずら好きの怪物」として知られていますが、一部の地域では深夜に女性をつけ狙う性犯罪者、もしくはとにかく性欲が強い存在として知られており、また、スペイン語での呼び名は「セニュール・デ・ラ・ノーチェ (Señor de la noche)」と男性の敬称「セニョール」を冠しています。
直訳すると「夜の男」といった感じですが、日本語で表現する場合、ニュアンス的には無類の女好きの男性を指す「夜の帝王」と訳したほうがしっくりきそうです。
(グラシリドリス・ポンベロ)
(image credit by Wikicommons)
またまた話はちょっと逸れますが、この「ポンベロ」という名を学名 (種小名) に持つ生物が実は存在します、南米パラグアイ、ブラジル・アルゼンチンに生息するグラシリドリス・ポンベロ (Gracilidris pombero) です。
これはたまたま名前が被った、なんてものではなく、正真正銘、今回話題にしている民間伝承のポンベロに由来します。
ポンベロ伝説がある地域とまる被りのこのアリですが、「夜の帝王」ポンベロさながら「夜行性」であることにこの由来します。
それではポンベロに話を戻しましょう。
ポンベロにはそういった人間の女性に執着する変態性はあるものの、前述の通り、基本的には人間にとって無害です。
但し、農業を営んでいる人々にはちょっぴり厄介な存在で、農家に侵入しては大好物の蜂蜜をはじめ鶏肉や鶏卵といった農産物を盗んでいくというセコいながらもかなり迷惑なヤツなんです。
なお、民間伝承系・UMA系の生物であるため、壁を通り抜けて家宅侵入するといったパラノーマル (超自然的) な特性も有しており、これを聞くとやはりUMAというよりは妖怪で、実在するわけないだろ!と言われてしまいまそうです。
が!現在話題になっているのです、実在していると。
ポンベロと思われる (いわれる) 生物の動画が撮影されたからです。
2022年9月16日、プエルトリコの首都アスンシオン (Asuncion) で撮影されたといわれる動画、スマホで撮影されたと思われ、かなり解像度が低い上に撮影者と被写体までの距離があり、「ポンベロ」といわれる生物の「出番」はほんの一瞬、さらに動きも敏捷でほとんどなにがなんだかわかりません。
「ポンベロ」は建物内で手前 (撮影者側) に向かって何かを乗り越え、四つん這いで画面右側に向かって走り去っていく、といったものです。
障害物を乗り越えるときは二足歩行の生物、つまりヒューマノイド風に見えますが、障害物を乗り越え警察と対峙すると四つん這いになっている感じがします。
その後、警察と思われる人物が発砲していますが、短い動画ですしその後「ポンベロ」がどうなったのか分かりません。
四つん這いになる瞬間、尻尾のように見える部分も確認できますが、単に後肢かもしれません。
サルの可能性もあれば、人間が演じているフェイク動画の可能性もあります。
否定はしませんが、この動画のみでポンベロが実在するというのはちょっと厳しい感じですね。
(関連記事)
0 件のコメント:
コメントを投稿