(image credit by WA Police Force / Facebook)
■ナナップ・タイガー
西オーストラリア州南西部に位置するナナップ (Nannup)。
このナナップを中心に西オーストラリアでは背中にトラのような縞模様の入った生物、ナナップ・タイガー (Nannup tiger) が頻繁に目撃されています。
ちなみにナナップ・タイガーは名前に反してナナップより西方の海岸都市、バッセルトン (Busselton) での目撃のほうが多いともいわれています。
オーストラリアで背に縞模様の入った動物といえば絶滅したタスマニアタイガー (フクロオオカミ) を思い浮かべる人も多いと思いますが、ナナップ・タイガーとタスマニアタイガーは実はほぼ同一視されています。
同様にオーストラリアのクイーンズランド州ではクイーンズランドタイガーと呼ばれる生物の目撃もありますが、ナナップやバッセルトンとは位置的に真逆でまた特徴からも別物と考えられています。
タスマニア島ですら1950年代までには絶滅したと考えられているタスマニアタイガーですが、オーストラリア本土に至ってはそれよりも遥か昔 (2000年ほど前?) に絶滅したものと考えられており、ナナップ・タイガー = タスマニアタイガー説もなかなかハードルが高いです。
さてそんなナナップの警官が撮影しフェイスブックにアップした1枚の道路標識写真が話題になっています。
標識には "CAUTION THYLACINES NEXT 50kms (50km先サイラシン出没注意)" とタスマニアタイガーのシルエットと共に書かれています。(※サイラシンとはタスマニアタイガーの英名)
この標識がいつごろ立てられ誰によるものなのかは全くの不明。
日本であれば「この先ニホンオオカミ出没注意!」みたいな感じでしょうか。
ですが、ニホンオオカミの知名度がタスマニアタイガーには遠く及ばないため、日本で同じような標識を立てたら本気にする人もいるかもしれないじゃないか!と炎上してしまうかもしれません。
お国柄もあって概ねこの標識は好評らしく撤去しないで欲しいとの声が集まっているようです。
警察も現時点ではどうするか方針を決めかねているとのことです。
写真にはナナップ警察からの温かいコメントが添えられています。
「われわれは悪名高きナナップ・タイガーとこの標識の責任者を捜索中である、いい出来だよ、サー (Sir)」(※Sirは標識作成者への敬称)
(参照サイト)
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