2019年12月3日火曜日

オーストラリア大陸を彷徨う、ブラックパンサー

(image credit by new.com.au)

■オーストラリア大陸を彷徨う、ブラックパンサー

オーストラリアでは絶滅した (はずの) タスマニアタイガー (フクロオオカミ) の目撃が未だに絶えないという記事を書きましたが、それとは別に大型の有袋類、クイーンズランドタイガー (Queensland tiger) の目撃もあります。

タスマニアタイガーは「タイガー」とついているものの、和名のフクロオオカミで分かるとおり、実際は「有袋類のオオカミ」に該当する生物です。

背中にトラを思わせる縞模様があることからタイガーと呼ばれているだけです。


いっぽう、クイーンズランドタイガーは完全なUMAですが、その正体のひとつとして挙げられるのは実際に存在したティラコレオ (Thylacoleo) です。

ティラコレオは「有袋類のライオン」に該当する生物であるため、より「タイガー」的な存在です。

ただし、クイーンズランドタイガーはタスマニアタイガー絶滅以前より目撃があることから、単にタスマニアタイガーを誤認したのではないか、とも言われています。

さて、このクイーンズランドタイガーとはまた別に目撃が続いている大型猫科 (的) 動物が存在します、ブラックパンサー (黒ヒョウ) です。

クイーンズランドタイガーは捕獲されていないものの、目撃情報によれば背中にトラのような縞模様があり、あくまで「有袋類のトラ」的存在として扱われますが、ブラックパンサーは縞模様もなく漆黒の毛皮に身を包む「謎の大型猫科動物」です。

現在のオーストラリアでは人類が持ち込んだと考えられているディンゴが最大の肉食獣であり、もちろんヒョウは生息していません。

オーストラリアにブラックパンサーは存在していてはいけない生物なのです。

にも関わらず多くの目撃情報に加えブラックパンサーのような生物が写った写真や謎の大型猫科動物を思わせる足跡等々、ブラックパンサーの存在を示唆する「証拠」がたくさん報告されています。

そして今回話題になっているのが、なにかの野生動物に惨殺されたカンガルーの死骸とその近くの木に残された爪の研ぎ跡。

ブラックパンサーの正体は?

未発見の大型肉食哺乳類、実は絶滅していなかったタスマニアタイガーの生き残り、もしくはティラコレオ (クイーンズランドタイガー) の生き残り、、、

そのいずれであっても「大」のつく発見です。

果たしてその可能性はあるのか?

実はその可能性はあるといいます。

しかしそれは大発見とは行かず、実はとても夢のない話で、サーカスの所有する動物たち脱走したものかもしれないということです。

サーカスの元オーナーなどの話によれば、とんでもないことに、脱走して再捕獲できなかった動物たちが今までに「たくさん」おり、その中にはブラックパンサーも含まれているといいます。

自然が多く残されたオーストラリアでは脱走した動物たちのいくつかはそのまま野生化に成功し、本来オーストラリアに生息しない生物が生息してる可能性があり、目撃されても決しておかしくない状況だといいます。

(参照サイト)
news.com.au

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