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2025年12月18日木曜日

深海の巨大生物の咆哮か!? ~ アプスウィープ


■深海からの巨大咆哮 ~ アプスウィープ

体長200メートル超の生物が存在しなければ説明できない――

ブループは1977年にNOAA (アメリカ海洋大気庁) の海洋監視システムによって偶然キャッチされた「爆音」でした。

そしてその音は生物が起源――
つまり謎の巨大生物の咆哮なのではないのか?と考えられたのです。

しかしそれには問題がありました。

その爆音が生物によって発せられたのであれば、とてつもない巨体であることが必要、それで割り出されたのが冒頭の数値です。

ジュリア (Julia) という妹分的存在もいますが、今回は弟分的存在、アプスウィープ (Upsweep)。

― アプスウィープ ―


アプスウィープは1991年から2002年にかけて、太平洋上の深海で定期的に観測された謎の音波です。

南緯54度、西経140度付近――

ここがアプスウィープの発信地、いや生息地。

音の特徴は、滑らかに上昇する周波数――まるで何かがゆっくりと歌い上げるように聞こえることから、研究者は日本語で「上昇音」を意味する「アプスウィープ (Upsweep)」と名付けました。

その長さは数秒から数十秒にわたり、海底の地形や地震では説明できない規則性を持っています。

音源の方向を解析すると、音は深海から発せられていることがわかり、まるで巨大な生物が海底を規則的に移動しながら音を響かせているかのように感じられました。

― 海の巨人の囁き ―


もしこれが生物によるものであれば、ブループよりもさらに謎めいた存在――深海に潜む未確認巨大生物の可能性があります。

その体長や形態は未知ですが、発せられる音の強さと広がり方から、想像を絶する巨躯であることは間違いありません。

研究者の中には、これをクジラの仲間や未知の深海生物だと推測する者もいますが、決定的な証拠はまだありません。

一方で、自然現象説も存在します。

というか、現在ではその考えが主流です。

海底火山や地殻変動による音の一種ではないか?というものです。

しかし音の周期性や長時間にわたる継続性を説明するには、単純な自然現象で説明するのは不十分と考えられています。

― まだ見ぬ深海の影 ―


アプスウィープを生物と考えるのはUMAファンのロマンです。

その咆哮はまるで深海からの呼びかけのように、静かな海域を満たします。

もしあなたが潜水艦や観測機器を通さず、太平洋の深海で静かに耳を澄ませることができたなら、その神秘的な「上昇音 (アプスウィープ)」を直接感じることができるかもしれません。

その時、あなたはブループとは異なる、もう一つの「深海の巨人」の存在を確信したくなるでしょう。

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)


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