■ダムでタコが繁殖!?淡水でタコが3匹も捕獲された ~ ブラック・ウォーター・オクトパス
UMAファンにはモスマンやフラットウッズ・モンスターで有名なアメリカのウエストバージニア州ですが、今回はここからブラック・ウォーター・オクトパス (Blackwater River octopus) を紹介しましょう。
ブラック・ウォーター・オクトパスはブラック・ウォーター・リバーで捕獲されたタコです。
ブラック・ウォーター・リバーという名の川はアメリカやイギリスに多数存在しますが、これは山間部を流れることで腐葉土からしみ出るタンニンが影響し、水の色が黒っぽくなることでこう呼ばれます。
今回のブラック・ウォーター・リバーはウエストバージニア州南部を流れる川ですが、こちらも特に上流はかなり水の色が濃いといわれます。
さて本題のブラック・ウォーター・オクトパスを見ていきましょう。
UMAですが、実はこれは捕獲されており、厳密にいうとUMAではありません。
ウエストバージニア州の夕刊紙 (現在は廃刊)、ハンティントン・アドバタイザーの1946年1月11日付けの記事にこの謎のタコは登場します。
ブラック・ウォーター・リバーの上流にあるダム湖近くの川岸で遊んでいたフィリップ・ラモント、ジェームズ・ラモント、ケネス・リラーという3人の少年によってタコが捕獲されたのです。
彼らは、小型ライフルで3匹を撃ち、2匹を捕獲、3匹目は川に捨てて帰ってきたといいます。
タコの腕の長さは2フィート半 (約75センチ)、15ポンド (約7キログラム) UMAにありがちなとてつもなく巨大ということもなく、まぁ大柄ではありますが常識の範囲内です。
また、タコの種類は言及されておりませんが、少なくとも見た目的には極端に特徴的ではなかったようです。
それよりも驚くべきは淡水で頭足類が発見・捕獲されたことです。
現時点で史上、完全に淡水に進出した頭足類は発見されていません。
少年たちは川にタコがいたこと自体は不思議に思ったものの、そこまでの価値のあるものではないと思い3匹目は捨ててしまったということです。
彼らの証言によれば、この3匹だけではなく全部で8匹ほど確認できたといいます。
とにかく、この捕獲したタコ、少年たちは学校に持ち帰ることに決めました。
UMAあるある、「運搬途中に紛失」「謎の男たちに強奪」といった悲劇に見舞われることなくタコは生徒たちと共に無事学校に到着。
驚いたのは学校の先生たち。
ステルマン・W・ハーパー校長はデイビス & エルキンズ大学及びエルキンズ大学の魚類学者に連絡を取り調査を依頼しましたがなぜタコが淡水にいたのかは分からなかったようです。
誰かが生きたタコを川に遺棄したのをたまたま少年たちが見つけた、という可能性はゼロではありません、、、が、それだと面白くないですね。
それにそれだけの数をダム湖や川に遺棄するのもなかなかあり得ないような気がします。
では海から遡上した可能性は?
タコが川を遡上する (しかも群れで) なんて話も聞いたことがありませんし、間違って遡上したにしてもタコにとってはあまりにブラック・リバー上流は遠すぎます。
途中で死んでしまうでしょう。
生徒たちは確認しただけで8匹いたので、まだ5匹以上は残っていたはずです。
もう一度ブラック・リバーを捜索するのが一番の解決法ですがなぜかそうはしなかったようです。
謎の淡水タコ捕獲事件です。
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