■生息地の破壊は絶対に許さない! ~ ウィラメット・ビッグ・ブラウン・ビーバー
さて今回は超マイナーなUMA、ウィラメット・ビッグ・ブラウン・ビーバー (Willamette Big Brown Beaver)
アメリカ、オレゴン州のUMAで、コロンビア川の主要支流、ウィラメット川に棲息するといいます。
名前が長いので、愛称の「ビッグ・ブラウン」で呼びましょう。
さてこのビッグ・ブラウン、具体的な大きさは言及されていませんが、名前の通りとてつもなく「ビッグ」で体色は「ブラウン」であるのが特徴です。
また、非常に攻撃的で赤い目を持つビーバー、もしくはビーバーに似た生物です。
まぁいかにもUMAらしい特徴ですね。
アメリカの水棲UMAとしては意外に歴史は浅く、初めて目撃されたのは1940年代、ウィラメット・バレー・プロジェクト (Willamette Valley Project) と呼ばれる、ウィラメット川流域ののダムや貯水池を建設する管理プロジェクトの着工中のことです。、
洪水の起きやすかったウィラメット川にダム等を建設することでそれを抑えようというものですが、野生動物にとってはただの自然破壊、それにブチギレて現れたのがビッグ・ブラウンというわけです。
こういった人間の所業に抗うハリバット・マザーやサーモン・マザー、それにアバイア等々、vs人間系UMAが結構いますが、一応そのカテゴリーに入るUMAですかね。
プロジェクトの着工と共にすぐさま姿を現したビッグ・ブラウンにより作業員たちは襲撃を受けプロジェクトは頓挫、それに怒った住民たちがビッグ・ブラウンを殺そうと躍起になります。
非常に狡猾で人間たちを嘲笑うかのように神出鬼没、しかしついには橋の爆破と共にビッグ・ブラウンは姿を見せなくなったといい、爆発に巻き込まれたと信じられています。
割と現代の話ではありますが、お伽噺的であり、人類の自然破壊による戒め的な寓話として創作されたような感はあります。
(アメリカビーバー)
(image credit: Wikicommons)
ちなみにオレゴン州にもアメリカビーバー (Castor canadensis) は棲息しており、ビーバー自体の目撃であれば何ら不思議なことではありません。
UMA的に考えれば、絶滅種の巨大ビーバー、カストロイデス (Castoroides) の生存説でしょう。
オレゴン州であればカストロイデス・オヒオエンシス (Castoroides ohioensis) を推してみましょうか、体長は8フィート (約2.4メートル)、体重485ポンド (約220キロ) と見積もられています。
ちなみにビッグ・ブラウン、実は橋の爆破で死んでいないという説もあり、その後も川岸にある岩の上でくつろいでいる姿を見た人がいるとか。
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