■霞ヶ浦にビーバーがいる! ~ カスミガウラ・ビーバー (カスミー)
巨大な湖には巨大生物 (UMA) が棲息している。
世界各国、UMAファンの共通認識・定番ですが、どうも日本はそうでもないようです。
ぶっちぎりで日本第1位の表面積を誇る琵琶湖にビッシー (Bissie) (またはビワッシー)の報告があるものの決して目撃情報が多いとは言えませんし、なによりメジャーではありません。
第2位の霞ヶ浦 (かすみがうら)、第3位のサロマ湖、第4位の猪苗代湖 (いなわしろこ) 、第5位の中海 (なかうみ) とこれら巨大な湖はUMA界では取り上げられる機会が決して多くありません。
一応猪苗代湖にはイナッシー (Inassie) がいますがマイナー中のマイナーです。
有名どころがやっとこ登場するのが第6位の屈斜路湖 (くっしゃろこ) でクッシーです。
第7位の宍道湖 (しんじこ) は宍道湖の怪魚としてこの前紹介しましたがこれもかなりマイナー、同じく第8位の支笏湖 (しこつこ) にもシッシー (Sissie) がいますがこちらも激烈にマイナーです。
第9位の洞爺湖 (とうやこ) のトッシーは有名ですが、第10位の浜名湖のハッシー (Hassie) もやはりマイナーな部類ですね。
ちなみにハッシーと呼ばれる日本のUMAは現時点 (2024年) で3種存在します。
上記に挙げたマイナー系のUMAも近いうちにすべて紹介しますね。
さて、上記の通り日本の湖ベスト10で有名なものはクッシーとトッシーぐらいでなかなか寂しい状況です。
今日はその中から霞ケ浦をピックアップしましょう。
霞ヶ浦は茨城県にある湖で琵琶湖の1/3程度ですがそれでも日本第2位の表面積を誇ります。
UMA騒ぎが起きても決しておかしくない広大な湖ですが現在のところUMAファンには朗報が届きません。
しかしこの湖は面白い噂があります、ビーバーが棲息しているというのです。
(ヨーロッパビーバー)
(original image credit: Wikicommons)
現存するビーバーはアメリカビーバー (Castor canadensis) とヨーロッパビーバー (Castor fiber) の2種、ご存じの通り日本にビーバーは生息していません。
それって北米から移入されたマスクラット (Ondatra zibethicus) や南米から移入されたヌートリア (Myocastor coypus) の誤認じゃないの?と思いますよね。
どちらも毛皮目的で移入されたものの現在は日本でしっかり野生化してしまっていますから。
特にヌートリアは体が大きいですしビーバーの誤認候補筆頭です。
(ヌートリア)
(image credit: Wikicommons)
マスクラット、ヌートリアとビーバーの外見的に大きな違いはその「尾」
マスクラットやヌートリアは齧歯類に多い細長い尾を持つのに対し、ビーバーはオールのような水面に対し平行で平たい大きな尾を持ちます。
水中で泳いでいるときは尾はあまり目立ちませんから、霞ヶ浦でビーバーを目撃した、というのもヌートリアを勘違いしたに違いないと思って当然です。
が、目撃情報は散見されており、目撃した、というだけでなく、写真や動画で撮影に成功したものもあります。
その多くはやはり水中なのではっきりと確認するのは困難ですが、骨骨さんのYouTubeのビデオ確認すると確かにビーバーのトレードマークである平たい尾がついているように見えます。
(霞ヶ浦のビーバー、尾に注目)
(original image credit: 骨骨さん)
(original image credit: 骨骨さん)
(original image credit: 骨骨さん)
動物園から逃げたのか?テレポートアニマルなのか?新種のニホンビーバーなのか?
いずれにしても本当に霞ヶ浦にはビーバーがいるようです。
(参照動画)
骨骨さん
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知らないUMAでした。半水棲哺乳類のUMAということで大和川にでるというヤッシーにも近いでしょうか。
返信削除そうそう、本文に出てきたカナス、河口湖以外にも大分・花月川にもカッシーがいるそうですよ!
コメントありがとうございます。
削除花月川にもカッシーがいるのですね、カッシーだらけですね!
情報ありがとうございました。