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2025年1月9日木曜日

巨大なナメクジ型UMA ~ ザ・ボーンレス (ザ・ボンレス)


■巨大なナメクジ型UMA ~ ザ・ボーンレス (ザ・ボンレス)

今回はザ・ボーンレス (The Boneless)。

「ボーンレス」ボンレスハムの「ボンレス (骨なし)」と同義で、つまり「骨がない」という意味のUMAです。

極端にソースが少なく、インターネットミームの創作かと疑いましたが未確認動物学者カール・シューカー博士も「ザ・ボーンレ・テラー」で取り上げているので問題ないようです。

というか、シューカー博士しかソースが無いかも。

ザ・ボーンレスは1950年9月の夜、イングランド、ダービシャーのロングデンデール渓谷で鉄道員のジョン・デイヴィス (John Davies) 氏が仕事を終えバイクで帰宅する途中に目撃した非常に特異なUMAです。

バイクを走らせていると道路を塞ぐように横切る巨大なナメクジに似たシルエットの生物に遭遇、バイクを止めざるを得ませんでした。

ぱっと見の印象は巨大な黒いナメクジ。

しかしバイクを降り近寄ってみると、その怪物の頭部はクジラに似ており、また白目の中に黒い瞳孔があったといい、当然と言えば当然ですが単に「巨大化したナメクジ」といった風情ではなかったようです。

動きと共に形を変えるため、不定形に近いことからナメクジを連想したようです。

デイヴィス氏はこの怪物を目撃する数分前に「ブレーキをかけるべき」という、得体のしれぬ奇妙な衝動に駆られたと証言しています。

ザ・ボーンレスはキーキーと引っ掻き音を立てながら道路を横断すると、荒野を上って去っていきました。

この「キーキー」という音は鳴き声の可能性もありますが、移動する際の体の軋み、もしくは道路との摩擦によって引き起こされた音の可能性が高そうです。

後にデイヴィス氏は友人もランカーシャー州のオグデン・グラフで同じ生物に遭遇していることを知ったといいます。

ザ・ボーンレスは単に「それ」を意味するイット (It) とも呼ばれるようです。

さてパラノーマル感たっぷりのこのUMA、どう考えても誤認するような動物は存在せず、デイヴィス氏が嘘を言ってないとしたら未知の生命体であることは確実です。

タイプ的にはムリーロとも似ていますが、ムリーロはヘビ等の誤認でもなんとか説明がつきますがザ・ボーンレスはそうはいきません。

シューカー博士はパラノーマル感が強すぎるUMAは冷静にスルーしますが、ザ・ボーンレスについてはしっかりと取り上げ (といってもパラノーマル系UMA集のひとつとしてですが)、ズーフォーム・フェノミナ (動物形態現象) ではないかと推測しています。

ズーフォーム・フェノミナはジョナサン・ダウンズ氏の造ったパラノーマル用語で、この言葉の定義づけ自体が曖昧ですが、例えば同じイギリス全土で目撃される黒犬「目撃はあるものの実体を持っているかが疑わしい動物の形態をした生物 (UMA)」を説明する上で使われます。

モンキーマンムノチュワポポバワ等、集団ヒステリーで創造化された可能性が著しく高いUMAをズーフォーム・フェノミナと個人的にはカテゴライズしています。

いわば目撃証言自体は否定しないものの、語弊はあるかもしれませんがフェノミナ (現象) であり「幻覚的なもの」といったニュアンスを含みます。

クラシックなB級ムービーに出てきそうな興味深いUMAですね。







2 件のコメント:

  1. パラノーマル・データベースによれば目撃は1950年だそうです
    https://paranormaldatabase.com/reports/cryptodata.php?pageNum_paradata=11&totalRows_paradata=414

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    1. コメントありがとうございます。
      本文直しておきます。
      ご情報ありがとうございました!

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