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2024年10月15日火曜日

フランス産、巨大エスカルゴ? ~ ル・カルコル


■フランス産、巨大エスカルゴ? ~ ル・カルコル

今回はル・カルコル (Lou Carcolh)、珍しいフランスからのUMA、というか民間伝承上の生物です。

ル・カルコルはフランス南西部のランド県 (Landes) のアスタング (Hastingues) の地下洞窟に生息しているといわれるUMAです。

このカルコル (Carcolh) という言葉はスペイン語でカタツムリの意である "caracol (カラコル)" に由来するといわれています。

アスタングはドーム状の丘の上にあることからカタツムリの殻に例えこのUMAと同じル・カルコルと呼ばれます。

スペイン語の「カタツムリ」に由来する名前を持つことからも軟体動物系のUMAであることは容易に推測できるでしょう。

しかし、ル・カルコルの大きさは陸棲の巻貝の常識を超越しており、殻の大きさだけで「家」ほどもあるといわれています。

― 既知最大の巻貝との比較 ―


(ペバシコンチャ・イマニスの大きさ)
(image credit: Wikicommons)



比較するのもばかばかしいですが現生最大の陸棲巻貝であるアフリカマイマイ (Achatina fulica) で殻高は20センチほど、絶滅種の知られている史上最大の陸棲巻貝でペバシコンチャ・イマニス (Pebasiconcha immanis) で殻高30センチです。

さらに陸棲という制限も取り払い水棲 (海棲) にまで範囲を広げればカンパニーレ・ギガンテウム (Campanile giganteum) の殻高120センチという記録があり、知られている史上最大の腹足類となります。

(カンパニーレ・ギガンテウム)
(image credit: Wikicommons)

とてつもない大きさですがル・カルコルと比較すると虚しくなります。

― カタツムリではない正体 ―


しかし幸か不幸かル・カルコルはその名に反しカタツムリではないといいます。

見た目こそカタツムリに似ているものの、その正体は爬虫類であり、しかもヘビだというのです。

つまりは「カタツムリのような殻をもったヘビ」がル・カルコルの正体だといいます。

頭部の口周辺に幾本ものとてつもなく長い触角をもち、動きは鈍いものの油断しているとその長い触手で捕えられ、殻の中に引きずり込まれ人間であっても食べられてしまいます。

ル・カルコルは爬虫類といわれながらも、その這った跡が腹足類がそうであるように粘液として残るため、その足跡を見つけたら進行方向と逆方向 (どうやって方向を見分けるかは不明) へ逃げるべきだといいます。

― 目撃証言の存在 ―


全くの民間伝承かといわれると、それもまた微妙です。

この大きさや見た目そのままだったかどうかは分かりませんが、ル・カルコルを実際に見たとする証言は確かに残されています。

地下へ続く洞窟は無数の入口を持ち、内部は蜂の巣のように入り組んでいるといいます。

かつて財宝を求めて足を踏み入れ、そのまま戻らなかった者もいたと伝えられています。

動きは鈍重で、自ら外へ出てくることはほとんどない。

しかし、洞窟の奥から地面を這う粘液だけが先に現れ、やがて視界の外から長大な触手が伸びてくる――そんな語りも残っています。

少なくとも一人、その巨体を目撃しながら辛うじて逃げ延びた人物がいたともいわれます。

巨大な殻は家屋ほどもあり、ぬめる体表は薄暗い洞内で鈍く光っていた、と。

彼は二度と戻らぬよう入口を塞ぎ、口を閉ざしたとも伝わります。

真実がどこまで含まれているのかは分かりません。

ですが、町そのものが「カルコル」の名で呼ばれ続けている事実は、この怪物が単なる作り話以上の存在として、人々の記憶の底に根を張っている証のようにも思えます。

地下の闇は、今もその奥行きを測らせてはくれません。

UMA探しの旅は終わらない (国内外1000体以上のUMAが待っています)


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2 件のコメント:

  1. 南米のサチャママとか、日本の出世法螺とか、巻貝と蛇の組み合わせって世界的にありますよね。昔の人はなにかこの2種類に関係があると考えていたのでしょうか

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    1. コメントありがとうございます。
      昔は爬虫類とか小型の生物はみな虫と考えられていたので、ヘビと軟体動物なんかも混同されていたんじゃないですかね。ヘビと軟体動物のハイブリッドはそういった名残のUMAかもしれませんね~

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